日本とコア残留争いのポルトガルは下位トーナメントへ 立場逆転の可能性も
香港から東京に舞台を移したHSBCセブンズワールドシリーズは、4月4日に秩父宮ラグビー場で第7ラウンド(日本大会)のプール戦がおこなわれ、優勝カップを争う8チームが決まった。
ビッグサプライズはプールDの日本。今季これまでの6大会でいずれも苦戦し、降格(今シーズンの総合成績がコアメンバー15チーム中最下位になれば、来季ワールドシリーズに常時参加することはできなくなる)の危機にあるが、ホームサポーターの声援を受けて1勝1分1敗(サモアに勝利)と健闘し、目標の8強入りを果たした。
コアチーム残留争いで日本の最大のライバルであるポルトガルは、香港セブンズでニュージーランドと歴史的引き分けを演じた勢いを東京でも継続し、オーストラリアを12-10で下す波乱を起こしたものの、そのあとが続かず、下位トーナメント行きとなった。現在、コアチーム中最下位の日本とは15ポイント差だが、東京セブンズ最終日の結果次第では一気に差が縮まり、総合順位が入れ替わる可能性もある。
シーズン優勝を争い、2016年オリンピック出場権獲得に近づいている南アフリカ、フィジー、ニュージーランドのトップ3は順当にカップトーナメント進出。一方、現在総合ランキング4位のオーストラリアはライバルのニュージーランドに黒星をつけたものの、格下のスコットランドとポルトガルに敗れ、プールB最下位。3年ぶりの東京セブンズ制覇は叶わなかった。
<東京セブンズ 2015 準々決勝組み合わせ>
【カップ準々決勝(1〜8位トーナメント】
・フィジー vs. 日本
・南アフリカ vs. スコットランド
・フランス vs. イングランド
・ニュージーランド vs. カナダ
【ボウル準々決勝(9〜16位トーナメント)】
・ウェールズ vs. アルゼンチン
・ケニア vs. オーストラリア
・サモア vs. 香港
・ポルトガル vs. アメリカ