海外 2015.03.22

シャークス×チーフスはレッド3枚の大荒れ リーチは顔面蹴られた!

シャークス×チーフスはレッド3枚の大荒れ リーチは顔面蹴られた!

Red3

1試合で3枚のレッドカードを出したレフリーのアンガス・ガードナーさん(Photo: Getty Images)

 2年ぶりの王座奪還を狙うチーフス(ニュージーランド)に加入し、先週末にスーパーラグビーデビューを果たした日本代表主将のリーチ マイケル。南アフリカのダーバンで現地時間21日におこなわれたシャークス戦にもNO8で先発出場し、2試合連続の活躍が期待されたが、規律が乱れた大荒れの展開であおりを受け、前半途中にベンチへ退く不完全燃焼となった。

 シャークスは、神戸製鋼のヘッドコーチだったギャリー・ゴールドが指揮を執り、リーチの東芝のチームメイトであるフランソワ・ステイン、豊田自動織機のライアン・カンコウスキー、パナソニックのJP・ピーターセンもスタメンに名を連ねていたため、見どころが多い一戦だったが、合計3人が退場となったうえに雨も悪影響し、好勝負とはならなかった。

 3-3で迎えた前半15分、チーフスのHOヒカ・エリオットが密集にいた相手選手の頭部に肩から体当たりをし、レッドカードを出された。その2分後、今度はシャークス主将のHOビスマルク・デュプレッシーが、チーフスNO8リーチから足下へのタックルを受けて倒されたあとリーチの顔面に蹴りを入れ、一発退場となる。

 両チームとも2番を失って新たなHOが必要となり、バックローワーと入れ替えてスクラム対応することに。不運にも、リーチは前半17分でベンチへ退いた。

 27分にはシャークスのフランソワ・ステインが危険なタックルでレッドカードとなり、シャークスは13人、チーフスは14人で残り時間を戦った。

 チーフスは33分にゴール前ラインアウトからモールで押し込んでトライを奪ったが、SOパット・ランビーのPG4本で逆転したシャークスが12-11で荒れたゲームを制している。

 敗れたチーフスは4勝2敗(勝点19)、シャークスは連勝で3勝3敗(勝点15)となった。

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