海外 2015.02.06

NZ代表歴代最多キャップCTBコンラッド・スミス、W杯後に仏クラブへ

NZ代表歴代最多キャップCTBコンラッド・スミス、W杯後に仏クラブへ

C Smith

NZでプロ生活12年目。コンラッド・スミスにとって今年が母国でのラストイヤーとなる
(撮影:Yasu Takahashi)

 ニュージーランドからまたひとり、スター選手が去っていく。ラシン・メトロと高額契約を結んだSOダン・カーター、トゥーロンへ行くCTBマア・ノヌーに続き、オールブラックスCTBとして歴代最多キャップ(85)を持つコンラッド・スミスも、今年のワールドカップ後にフランスへ行くことを決めた。
 ニュージーランドラグビー協会は6日、33歳のベテランCTBスミスがフランス2部リーグのポー(セクシオン・パロワーズ)と2年契約を結んだと発表。ポーは現在、2部リーグ(プロD2)で15勝4敗と好調で、来季1部リーグ(トップ14)昇格に向けて首位を走っている。

 約半年におよぶスーパーラグビーと、年間14試合ほどのテストマッチが組まれ、ハードスケジュールで多くの遠征を強いられる南半球のトッププレーヤーたち。ニュージーランドのベテラン選手にとって、海外移籍は代表引退を意味するが、スミスは「フランスへ行くことで、夫、そして父親として、もっと多くの時間を過ごせるようになるだろう。それが移籍を決断する主な動機となった」と語っている。昨年8月、スミス夫妻の間には第1子が誕生したばかりだった。

 ハリケーンズの主将でもあるスミスにとって、スーパーラグビーでプレーするのは今年が最後。そして、オールブラックス人生の集大成となるワールドカップ2015イングランド大会で、連覇に燃える。

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