セブンズ 2014.11.12

南ア代表復帰目指すJJ・エンゲルブレヒト 7人制の道も

南ア代表復帰目指すJJ・エンゲルブレヒト 7人制の道も

JJ

セブンズワールドシリーズ参戦の可能性が出てきたブルズのJJ・エンゲルブレヒト
(撮影:Yasu Takahashi)

 ブルズの人気選手で、南アフリカ代表のCTB/WTBとして12キャップを重ねたJJ・エンゲルブレヒトが、オリンピック出場を視野に入れてきた。1か月後にセブンズワールドシリーズのドバイ大会(12月5〜6日)と南アフリカ大会(12月13〜14日)を控えている7人制南ア代表“ブリッツボッカ”は今週月曜日から強化合宿をおこなっており、ニール・パウエル ヘッドコーチに招集されたエンゲルブレヒトも汗を流している。

 今年はテストマッチに出場しておらず、スプリングボックス(15人制南ア代表)の欧州ツアーにも同行できなかったエンゲルブレヒトだが、いまでも最優先に考えているのは15人制コードだという。ワールドカップが開催される来年もブルズ(スーパーラグビー)で良いシーズンを送り、スプリングボックスのポジションを取り戻すことに集中したいと地元メディアに語っている。
 しかし、近年のセブンズ代表の活躍には刺激を受けているようで、ブリッツボッカのトレーニングスコッドに加わったことで、「そのチームとともに時間を過ごすことを楽しみにしている。もし自分がフィットできて、オリンピックに向けて重要な役割を確立できたらすばらしい」と、前向きなコメントも発した。

 ワールドシリーズの第1ラウンド(10月のオーストラリア大会)に出場したメンバーのほか、セブンズ代表復帰を目指すチェスリン・コルビ(ストーマーズ)やライノー・ベンジャミン(チーターズ)なども強化合宿に参加しており、エンゲルブレヒトの代表12人枠入りは確約されていないが、主力選手に負傷者が多いとも伝えられており、身長190センチ、体重95キロのパワフルランナーは新たなキャリアを得るかもしれない。

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