セブンズ代表で活躍の石塚、成城大の天王山に強行出場!
今季は男子7人制日本代表(セブンズ代表)に選出された成城大3年の石塚弘章は、28日、チームが所属する関東大学対抗戦Bの日体大戦に出場する見通し(東京・成城学園第二グラウンド)。昨季まで同Aにいたチームを向こうに、存在感を示したい。
今年2月、初めてセブンズ代表の育成選手としてセブンズシニアアカデミーに招集された。以後、定期的な招集を受けて、香港セブンズ(8月23〜24日)、マレーシアセブンズ(9月6〜7日)と、今季のアジアセブンズシリーズの2大会に参戦。瀬川智広ヘッドコーチの「アジアの大会では若い選手に経験を」という構想のもと、希少な学生選手としてキャリアを積んだ。マレーシアセブンズでは、チーム唯一の大学生としての参加となった。
身長188センチ、体重85キロのランナーとして、「長い手足を活かして、オフロードパスなど、セブンズらしいプレーを」と意気込んでいる。15人制ではSOもこなすが、今季はFBとして相手と間合いのある場所での走りを期待される。
上位2チームがAの下位チームとの入替戦に出場できる対抗戦Bにあって、成城大は昨季は1勝6敗の7位に終わっている。当時2年生だった石塚は負傷欠場が続く不本意なシーズンを送っており、今季にかける意気込みは強い。
14日、前年度までAにいた成蹊大との初戦を10−34で落としている(成城大グラウンド)。石塚はマレーシアセブンズで足首を捻挫したため、この試合を欠場した。続く上位グループ出身クラブとの対戦に際し、「いい相手との試合。そこに照準を当ててきた。自分自身も勝ちたい」と調整を続けている。
「(昨季までAにいた)日体大はフィジカルが強いけど、技術では、差はなさそう。いかに身体をぶつけて、止められるか。(同じくA出身の)成蹊とも、思った以上に戦えていた。だから(チームは)そんなに怖気づいていないというか、行けるという気持ち」