国内
2014.07.25
鋭いラインブレイク光る慶大LO白子 「アタック時間を…」
昨季は関東大学対抗戦Aで3位、大学選手権では4強入りした慶大。和田康二監督体制2年目の今季、核弾頭となるのはLO白子雄太郎だ。
一般就職も視野に入れつつ、日本最高峰であるトップリーグ(TL)からのスカウトも希求する4年生だ。「ずっとラグビーをやってきて、認められて声をかけられるのは嬉しいこと」。身長183センチ、体重91キロと一線級にあっては小柄も、思い切りの良いラインブレイクを繰り出す。4月9日、東京・辰巳の森ラグビー練習場でおこなわれたTLの合同選考会でも、試合形式のセレクションで持ち味を示した。
「万全の状態で臨めた。楽しかった。トライアウトは僕の人生でも初めての経験なので。こういう切磋琢磨している環境に入れたのも、嬉しいです」
指揮官にも「本人は一般企業を考えているみたい。僕個人としてはもったいない気もするのですが…」とその才気を評価されるLO白子は、「LOだと、ファーストフェイズはラックに入ることが多い。ライン上に浮いてボールをもらうには(チーム全体の)アタック時間を増やさないと」。1勝4敗に終わった関東大学春季大会グループA(対抗戦と関東大学リーグ戦の各上位3チームが参加)を受け、再浮上を誓っていた。
(文:向 風見也)
【慶應義塾大ラグビー部 公式サイト 白子雄太郎プロフィール】
http://www.kurfc.com/memberlist/Detail/8630