各国代表 2014.07.23

フィジー出身WTBスペイトが豪州代表入り! 南半球4カ国対抗でデビューへ

フィジー出身WTBスペイトが豪州代表入り! 南半球4カ国対抗でデビューへ

Speight

(ヘンリー・スペイト)

 オーストラリアラグビー協会は23日、来月16日に開幕するラグビーチャンピオンシップ(南半球4か国対抗戦)へ向け、代表スコッド32名を発表した。オーストラリア代表(ワラビーズ)は6月のフランス代表戦に全勝し、この14年間で最高の7連勝中。現在、IRB(国際ラグビーボード)の世界ランキングは3位で、3年ぶり4回目の南半球タイトル獲得を狙う。

 HOスティーヴン・モーア、FLデイヴィッド・ポーコック、SHウィル・ゲニアという3人の主将経験者や、SOクウェイド・クーパー、FLデイヴ・デニスなどは故障中で(一部選手は大会後半に追加招集の可能性あり)、今年のスーパーラグビーでフォースの躍進に貢献した15テストキャップ保持者のWTBニック・カミンズは日本行き(コカ・コーラ レッドスパークス加入)を決断したため、選出されなかった。

 しかし、ブランビーズのシャイニングスター、WTBヘンリー・スペイトが初代表入りでチームは活気づきそうだ。
 スペイトはフィジー出身。高校時代からニュージーランドでプレーし、同国のワイカトに在籍していたためオールブラックスへの憧れもあったといわれているが、スーパーラグビーデビューは隣国のブランビーズで果たした。今年9月11日には36か月間継続居住の条件を満たしてオーストラリア代表になれる資格を得るため、ユーアン・マッケンジー ヘッドコーチはこのダイナミックなカウンターアタッカーを迷わずピックアップした。

 ラグビーチャンピオンシップ開幕戦の相手は、17試合負け知らずで連勝の世界新記録を狙うニュージーランド代表。両国間にはブレディスローカップのタイトルもかかっており、8月16日にシドニーでおこなわれる第1戦は、ワラビーズにとってはなんとしても勝ちたいゲームだ。

Skelton

今年6月に衝撃的デビューを果たした大型LOスケルトン。
NZ出身であり、オールブラックスとの対戦を楽しみにしている
(撮影:Yasu Takahashi)
<ラグビーチャンピオンシップ 2014 ワラビーズ>

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ベン・アレグザンダー(ブランビーズ/62 Caps)、ジェームズ・スリッパー(レッズ/52 Caps)、セコペ・ケプ(ワラターズ/41 Caps)、ペク・カウワン(フォース/7 Caps)、スコット・シオ(ブランビーズ/5 Caps)

【HO】
タタフ・ポロタナウ(ワラターズ/49 Caps)、ナイサン・チャールズ(フォース/2 Caps)、ジェームズ・ヘンソン(レッズ/1 Cap)

【LO】
ジェームズ・ホーウィル(レッズ/51 Caps)、ロブ・シモンズ(レッズ/40 Caps)、サム・カーター(ブランビーズ/1 Cap)、ウィル・スケルトン(ワラターズ/1 Cap)

【FL/NO8】
ウィクリフ・パールー(ワラターズ/51 Caps)、ベン・マッコールマン(フォース/32 Caps)、マイケル・フーパー(主将/ワラターズ/31 Caps)、スコット・ヒギンボッサム(レベルズ/24 Caps)、スコット・ファーディー(ブランビーズ/13 Caps)、マット・ホジソン(フォース/6 Caps)

【SH】
ルーク・バージェス(レベルズ/37 Caps)、ニック・フィップス(ワラターズ/17 Caps)、ニック・ホワイト(ブランビーズ/13 Caps)

【SO】
カートリー・ビール(ワラターズ/42 Caps)、バーナード・フォーリー(ワラターズ/7 Caps)

【CTB】
クリスチャン・リアリイファノ(ブランビーズ/13 Caps)、マット・トゥームア(ブランビーズ/13 Caps)、テヴィタ・クリンドラニ(ブランビーズ/11 Caps)

【WTB/FB】
アダム・アシュリー=クーパー(ワラターズ/94 Caps)、パット・マッケイブ(ブランビーズ/22 Caps)、イズラエル・フォラウ(ワラターズ/18 Caps)、ロブ・ホーン(ワラターズ/16 Caps)、ジョー・トマニ(ブランビーズ/9 Caps)、ヘンリー・スペイト(ブランビーズ/初代表)

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