海外 2014.07.07

フォース痛い! マクメニマン、ブランビーズとの最後の大一番は出場停止

フォース痛い! マクメニマン、ブランビーズとの最後の大一番は出場停止

HM

 オーストラリアで4番目のスーパーラグビーチームとして誕生し、2006年2月に歴史的第一歩を踏み出したウェスタン・フォース。これまでは下位争いの常連だったが、今季は18節終了時点で過去最高の9勝をマークして7位につけており、チーム創設以来初のプレーオフ進出が届く位置にいる。7月11日にキャンベラでおこなわれる最終戦で、現在6位のブランビーズを倒せば順位は入れ替わり、悲願達成だ。

 しかし、中心選手のひとりであるバックローのヒュー・マクメニマン(写真)が、5日のレッズ戦で犯した悪質プレーが問題視され、ブランビーズ戦は出場停止となってしまった。マクメニマンは同試合の前半28分、グラウンド上で仰向けになっていた相手SOベン・ルーカスの腹部にわざと膝を落とし、イエローカードをもらっていた。
 大会を統轄するSANZARは7日、同選手に対して1週間の出場停止処分を科したと発表。検証をおこなったジュディシャル・オフィサーは、マクメニマンの規律に関する過去の記録を評価し、処分は軽くなったが、天国と地獄を分ける大一番にオーストラリア代表22キャップを持つ大型FWが参加できないのは、フォースにとっては痛い。

 マクメニマンは今季スーパーラグビー終了後、ジャパンラグビートップリーグ再昇格を目指すホンダヒートに加入することが決まっており、フォースがブランビーズに敗れてプレーオフ出場を逃せば、悔しい形でエンディングとなる。

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