WS総合優勝のNZがロンドンも制覇! ヴィリヴィリにセブンズ最優秀選手賞
(Photo: IRB/Martin Seras Lima)
男子7人制ラグビーの世界最高峰サーキット「HSBC セブンズ ワールドシリーズ 2013-2014」は、5月10〜11日のイングランド大会(ロンドンセブンズ)をもって全9ラウンドを終了し、ニュージーランドが4季連続12度目のシーズンチャンピオンに輝いた。“オールブラックス・セブンズ”はロンドンでも優勝し、5大会を制する圧倒的強さだった。
招待チームとしてロンドンセブンズに参加した日本は13位以下のトーナメントに進み、スコットランドを26-19で下したものの、シールド決勝でアメリカに12-36で敗れ、14位に終わった。
なお今シーズンは、東京セブンズでも活躍したフィジーのサミソニ・ヴィリヴィリが計52トライを挙げて最多トライゲッターとなり、IRB(国際ラグビーボード)の2014年最優秀セブンズ選手賞に選ばれた。2004年にこの賞が創設されて以来、フィジー代表選手が受賞したのは初めて。得点王はイングランドのトム・ミッチェルだった(358得点)。
今季コアチームのうち最下位となったのはスペインで、2014-2015シーズンのワールドシリーズにフル参戦できる資格を失った。替わりに、3月末の昇格決定戦(香港セブンズ)を制した日本がコアチームに昇格することとなり、来季は強豪チームとともに世界9都市を転戦する。新シーズンは2014年10月11日にゴールドコースト(オーストラリア)でキックオフ。
「HSBC セブンズ ワールドシリーズ 2014-2015」は、2016年にリオデジャネイロ(ブラジル)で開催されるオリンピックの予選を兼ねており、総合ランキングの上位4チームにオリンピック出場権が与えられる(開催国ブラジルは自動的に五輪出場。残り7枠は、各地域予選と世界最終予選で決定する)。
(Photo: IRB/Martin Seras Lima)
<セブンズワールドシリーズ 2013-2014 第9ラウンド・ロンドンセブンズ>
【カップ準々決勝(1〜8位トーナメント)】
・イングランド 19 – 17 フランス
・オーストラリア 12 – 5 ケニア
・ニュージーランド 32 – 5 南アフリカ
・フィジー 26 – 10 サモア
【カップ準決勝(1〜4位トーナメント)】
・オーストラリア 15 – 12 イングランド
・ニュージーランド 12 – 10 フィジー
【カップ決勝(優勝決定戦)】
・ニュージーランド 52 – 33 オーストラリア
【3・4位決定戦】
・イングランド 26 – 19 フィジー
【プレート準決勝(5〜8位トーナメント)】
・ケニア 28 – 19 フランス
・南アフリカ 24 – 17 サモア
【プレート決勝(5・6位決定戦)】
・南アフリカ 38 – 14 ケニア
【ボウル準々決勝(9〜16位トーナメント)】
・アルゼンチン 31 – 0 ポルトガル
・スペイン 26 – 7 アメリカ
・ウエールズ 24 – 19 スコットランド
・カナダ 21 – 19 日本
【ボウル準決勝(9〜12位トーナメント)】
・アルゼンチン 21 – 14 スペイン
・カナダ 17 – 14 ウエールズ
【ボウル決勝(9・10位決定戦)】
・カナダ 31 – 19 アルゼンチン
【シールド準決勝(13〜16位トーナメント)】
・アメリカ 45 – 7 ポルトガル
・日本 26 – 19 スコットランド
【シールド決勝(13・14位決定戦)】
・アメリカ 36 – 12 日本