欧州4リーグはプレーオフに突入! 仏トゥーロンと英サラセンズは2冠狙う
イングランド最高峰リーグのプレミアシップと、ウエールズ、スコットランド、アイルランド、イタリアのトップチームが集うプロ12、そしてイタリア最高峰リーグのエッチェレンツァは、先週末にレギュラーシーズンが終了し、今週末からプレーオフの戦いが始まる。
プレミアシップでは、ハイネケンカップ(欧州クラブ最高峰大会)との2冠を狙うサラセンズがトップ通過。ウエールズ代表WTBジョージ・ノースらを擁して初優勝に燃えるノーサンプトン・セインツ、連覇ならびに最多11回目の栄冠獲得を目指すレスター・タイガース、そして2年前のチャンピオンであるハリクインズが4強入りした。プレーオフ進出をハリクインズと激しく争っていたバースは、最終節の直接対決で16-19と敗れ、悔し涙をのんでいる。
ウスター・ウォーリアーズは最下位となり、2部リーグへの降格が決まった。
【2013-2014 プレミアシップ 順位表】
http://rugby-rp.com/a_league.asp?code_s=100310001000
プロ12はアイルランド勢3チーム(レンスター、マンスター、アルスター)と、スコットランドのグラスゴー・ウォーリアーズが準決勝に臨む。
リーグ戦1位通過のレンスターには2連覇がかかり、マンスターは3季ぶりの王座奪還を、アルスターは8季ぶりの栄冠獲得を目指す。グラスゴーが制したら、スコットランド勢として初優勝だ。
【2013-2014 プロ12 順位表】
http://rugby-rp.com/a_league.asp?code_s=100310001001
イタリア国内の11チームで争われたエッチェレンツァでは、昨季王者のモリアーノが3位通過でプレーオフ進出。しかし優勝争いは、レギュラーシーズンを18勝1分1敗という圧倒的強さで乗り切ったカルヴィザーノが本命か。2位通過のロヴィーゴは24年ぶりの栄冠獲得を目指し、ヴィアダーナは4位からの下剋上を狙う。
【2013-2014 エッチェレンツァ 順位表】
http://rugby-rp.com/a_league.asp?code_s=100310001003
フランス最高峰リーグのトップ14はすでにノックアウトステージに突入しており、最多19回の優勝を誇るトゥールーズ(4位通過)は5月9日のプレーオフでラシン・メトロ(5位通過)に16-21で敗退した。リーグ戦3位だったクレルモン・オーヴェルニュも、昨季チャンピオンのカストル(6位通過)に16-22で敗れ、姿を消している。ジョニー・ウィルキンソン(元イングランド代表)やブライアン・ハバナ(南アフリカ代表)などスター選手を多数抱えるトゥーロンは1位通過しており、ハイネケンカップとのダブルタイトル獲得に燃える。2位でプレーオフに進んだモンペリエは、2011年の決勝でつかみ損ねた栄冠を再び目前にした。
なお、7回の優勝実績を持つペルピニャンは今季13位に終わり、103年もの歴史で初の降格。2009-2010シーズンに欧州2位(ハイネケンカップ準優勝)となったことがあるビアリッツは最下位に沈み、来季はフランス2部リーグで戦う。
【2013-2014 トップ14 順位表】
http://rugby-rp.com/a_league.asp?code_s=100310001002