国内 2014.01.31

神戸製鋼、南アコンビ軸にサントリーを攻める! TL準決勝第2試合は2日

神戸製鋼、南アコンビ軸にサントリーを攻める! TL準決勝第2試合は2日

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アンドリース・ベッカー(左)とジャック・フーリー(撮影:BBM)


 


 日本最高峰トップリーグ(TL)の上位4強によるプレーオフトーナメントの準決勝第2試合(2月2日/東京・秩父宮ラグビー場)のメンバーが31日、発表され、神戸製鋼が南アフリカ代表コンビを先発させることがわかった。

 リーグ戦のセカンドステージ・グループA(ファーストステージの上位8チームからなる)を3位で終えたチームは、同2位で昨季王者のサントリーと対戦する。相手の大久保直弥監督に「後ろにボールを下げたら危険。神戸さんは個々が強いから」と警戒されるなど攻撃力は折り紙つき。大一番に備え、苑田右二ヘッドコーチ(HC)も「ボールポゼッションを増やしたい」と、攻める時間を長く保ちたいとの構えだ。

 結局リザーブスタートとなったFLジョシュ・ブラッキーを含め、2つある外国人枠の起用法も注目されていた。当日のスターティングメンバーに名を連ねたのは、LOアンドリース・ベッカーとCTBジャック・フーリー。それぞれ南アフリカ代表キャップ(国同士の真剣勝負への出場数)は29、72と確かなキャリアを誇る。

 入部1年目のベッカーは身長208センチ、体重121キロと大柄な体躯。ラインアウトでは前方に並ぶだけで相手に驚異を与え、フィールドプレーでも攻守で献身的に動き回る。苑田HCは「まだまだ彼自身、自分の力を発揮し切れていないと思っているようです。コンディショニングを含めて上がってくれば、まだまだチームにフィットできるようになる。あの身体でポテンシャルが高く、スピードもある。(今後)チームにプラスになることは多いと思います」と期待をかける。

 CTBフーリーは、身長190センチ、体重105キロの身体でシャープな走りを繰り出す。来日3年目で入部2年目とあって周囲の環境にも慣れ、今季のリーグ戦では全チーム最多の17トライを挙げ、TLで初の個人タイトルを獲得した。指揮官は「トライへの嗅覚がある選手。神戸の環境にもマッチしているみたいで、それも彼がいいパフォーマンスをしているひとつの要因だと思います」と語った。

 プレーオフ準決勝第2試合は2日の14時、キックオフとなる。


(文・向風見也)

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