国内 2014.01.31

キヤノンFB橋野 ワイルドカードに向け「1点差でもいいので、勝つ」

キヤノンFB橋野 ワイルドカードに向け「1点差でもいいので、勝つ」

hashino

橋野皓介(撮影:BBM)

 シーズンを締めくくる日本選手権への出場枠を争うワイルドカードトーナメントの1回戦が2月1〜2日に行われる予定で、日本最高峰トップリーグに昇格2年目のキヤノンが初出場を果たす。昨春は7人制日本代表としても活躍したFB橋野皓介は「1点差でもいいので、勝つ」と意気込んでいる。
 
 ワイルドカードトーナメントはトップリーグのセカンドステージ・グループA(ファーストステージの上位8チーム)の5〜8位、グループB(ファーストステージの下位8チーム)の1〜4位のチームが参加し、2つの選手権出場枠を争う。グループAで7位のキヤノンは、2日、愛知・瑞穂ラグビー場でグループBで2位の近鉄と激突する。

 FB橋野は昨季は不動のレギュラーとして活躍も、今季は新加入選手の台頭もありセカンドステージでは出番が限られた。しかし1勝4敗と大きく負け越して臨んだ第6節、昨季王者のサントリーを相手にトライを奪う(1月11日/神奈川・ニッパツ三ツ沢球技場/●25−58)。続くトヨタ自動車との第7節でもインゴールへと駆け抜け、存在感を示した(1月19日/京都・西京極運動公園陸上競技場/●19−24)。

「たまっていたものが発散できた。怪我もないのに外されていたので。(首脳陣からの指摘は)プレーが軽い、と。自分が作ったラックからボールが出なかったり…。キックなどの状況判断でも間違っているところがあるとも。(控えチームによる)練習試合でもそのあたりを意識したことで、(終盤に)チャンスをもらえた。悪いところもあるけれど、改善はできている。でも、次が大事。自分が活躍してチームが勝てるように」

 キヤノンと近鉄によるワイルドカードトーナメント1回戦は12時、キックオフ。

(文・向風見也)

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