立川理道、ブランビーズに留学! 日本人3人目のスーパーラグビー選手に
クボタスピアーズは1月17日、プレーメーカーである日本代表の立川理道がオーストラリアの強豪ブランビーズに留学すると発表した。ブランビーズ側はすでに公式サイトで入団を伝え、海外メディアも大きく報じていたが、ようやくクボタからの公式発表となった。派遣期間は1月19日から7月下旬までの予定。2014スーパーラグビーは2月15日開幕で、レギュラーシーズンは7月12日まで行われる。プレーオフは7月18日(予定)から始まり、8月2日が決勝となっている。
今回の立川のスーパーラグビー挑戦は、クボタとブランビーズの間で締結している契約における留学制度を利用し、実現する。本人は「スーパーラグビーに挑戦するというチャンスを与えて下さった会社、チームに本当に感謝しています。このチャンスをしっかり生かせるよう、精一杯努力してきたいと思います。また、この留学を通して成長し、スピアーズと日本ラグビーの更なるレベルアップに貢献したいと思います。これからも応援よろしくお願いします」とコメントした。
「ハル」のニックネームで親しまれる立川は、奈良県出身の24歳。身長180センチ、体重95キロで、SOとインサイドCTBでプレーする。天理大学時代は2011年度の全国大学選手権大会で準優勝に貢献。大学卒業後はクボタスピアーズに入り、2年目の今シーズンは日本最高峰リーグのトップリーグで奮闘している。2012年4月のカザフスタン戦で日本代表デビュー。昨年11月のオールブラックス戦では10番を背負い、テストマッチ20キャップ目を獲得した。2015年のワールドカップに向け、エディー・ジョーンズ日本代表ヘッドコーチが最も期待を寄せる選手のひとり。
ブランビーズは南半球最高峰リーグのスーパーラグビーで優勝2回(2001、2004)の戦績を持ち、昨年は準優勝だった。1998年から2001年にかけてはジョーンズ現日本代表ヘッドコーチが指揮を執り、ジョージ・グレーガンやスティーブン・ラーカム(現ブランビーズHC)、ジョージ・スミス(現サントリーサンゴリアス)、ジョー・ロフといった超一流選手を擁し、世界最高峰のアタッキングラグビーで黄金期を築いた。
チームによれば、これまでアイルランドやトンガ、サモア、ニュージーランド、ジンバブエ出身の海外選手が在籍し、今季はU20南アフリカ代表(2009)のスターだったSOライオネル・クロニエも加入するが、アジアで生まれ育ったプレーヤーがブランビーズに入団するのは初めて。
世界3強のニュージーランド、南アフリカ、オーストラリアからトップスターたちが集う大舞台で、昨年はパナソニックワイルドナイツのSH田中史朗(ハイランダーズ/ニュージーランド)とHO堀江翔太(メルボルン・レベルズ/オーストラリア)がデビューを果たしており、立川がそのフィールドに足を踏み入れれば、日本人として3人目のスーパーラグビープレーヤーとなる。
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