国内 2014.01.01

たくましさ増した帝京大LO小瀧 選手権準決勝では制空権を握る!

たくましさ増した帝京大LO小瀧 選手権準決勝では制空権を握る!

kotaki

ラインアウトで鍵を握る帝京大LO小瀧尚弘
(撮影:BBM)

 1月2日に東京・国立競技場で行われる大学選手権の準決勝で、現在4連覇中の帝京大(関東大学対抗戦A・1位扱い)は慶大(対抗戦A・3位扱い)と対戦する。NO8李聖彰副将は12月中旬の練習で怪我をして欠場。同選手が務めたラインアウトのサインコール役はLO小瀧尚弘が務める。

 12月1日の対抗戦での対戦時は75−0で勝っているが、チームに油断の色はない。LO小瀧も「大勝したという考えは捨てて、大きな舞台でいままで通りやるだけです」と話した。

 身長194センチ、体重110キロの体躯と走力、運動量に定評があり、将来性が買われて1年時から試合に出場。しかし、選手権などの大一番では先発から外されることもあった。自身は「出れない時は、自分に甘いところがあった。身体作りの部分でも、試合が近づくと調整に入ってしまう部分があった」と、時期によってトレーニングの分量を減らしていたことなどを反省。「今年はそういう部分を見直した。自主トレは止めない、と。それで試合に出続けられていると思います」。不動のレギュラーとして活躍する今季を振り返り、自信を覗かせる。

 NO8李が担ってきたラインアウト時の重役には、「遅かれ早かれ、自分がやることになるとは思っていた」と前向き。12月31日の全体練習時も、スローワーからボールを受け取る際の連携を確認していた。当日は制空権を握るか。

(文・向風見也)

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