国内 2013.09.15

東芝、クボタとのディフェンス合戦を制して2点差の辛勝!

東芝、クボタとのディフェンス合戦を制して2点差の辛勝!

<ジャパンラグビートップリーグ 2013−2014 第3節>
クボタ 20 − 22 東芝
(2013年9月14日/神奈川・ニッパツ三ツ沢球技場>


 


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終盤に逆転決勝トライを決めた東芝の新戦力クーパ・ブーナ
(撮影:BBM)


 


 


 3季ぶりにトップリーグに復帰のクボタは、前年度準優勝の東芝が命を賭す接点での攻防に「いつも以上に激しく、低く」と石倉俊二監督。鋭い出足のタックルと球への絡みの合わせ技で、相手のLO大野均に「(接点周辺でのクボタは)速かった」と言わしめた。前半22分、SO立川理道のペナルティゴールで10−7としてからは、しばらくリードを保つ。東芝のNO8望月雄太ゲーム主将は「クボタさんは(接点で)あまりファイトして来なかった」と見たが、同時に「それを僕らが制圧しないと」とも反省していた。
 不思議なもので、クボタの好守は東芝の堅い守りも引き出してしまう。NO8望月ゲーム主将は言う。「お互い力を出し切れた。相性がいい、というか…」。後半15分には自陣ゴールライン手前でLO大野均が相手のモールを破壊、続けてBK陣が重いタックルを繰り出す。ハーフタイム以後、クボタは無得点だった。
 そして3点差を追う36分、中盤右のスクラムからの攻撃。途中出場のSO森田佳寿が、左奥の空間を見定めて大きく蹴り出す。冷静な判断でWTBクーパ・ブーナの逆転トライを導き、挑戦者を悔しがらせた。


(文・向風見也)


 

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