国内 2013.09.15

「まだ成長する」。白星発進ダイナボアーズ、11月、1月に照準。

「まだ成長する」。白星発進ダイナボアーズ、11月、1月に照準。

今季から加入の元オールブラックス、SOスティーブン・ドナルド。

 

 

 9月14日、トップイーストリーグDiv.1が開幕。トップリーグ昇格を争う戦いが始まった。
 昨年度1位のクボタスピアーズはトップリーグに返り咲き。同2位の三菱重工相模原ダイナボアーズ、3位の釜石シーウェイブスらを中心に、トップチャレンジ行きの切符をかけて10チームがしのぎを削る。

 

 開幕ゲームとなったのは、15時キックオフの三菱重工相模原ダイナボアーズ対ヤクルトレビンズだ。

 

 三菱重工相模原は昨シーズン2位、トップチャレンジ2からの連戦を戦い抜くも、入れ替え戦で敗れ涙をのんで昇格を逃している。昨シーズン、衝撃の日本デビューを飾った元ウェールズ代表WTBシェーン・ウイリアムズに加え、今季はNZ代表キャップ23を誇るSOスティーブン・ドナルド、同じくキャップ24のLOアンソニー・ボーリッチが加入した。世界的なプレーヤーを擁する一方、日本人選手は高卒を含む叩き上げに、他チームからの移籍組と多彩な顔ぶれ。2007-2008シーズン以来遠ざかっているトップリーグの舞台を目指す。
 対するヤクルトレビンズは昨シーズン、Div.1昇格初年度ながら4勝を挙げ6位と躍進。サイズでは劣るも、球を素早く動かすスタイルで上位進出をもくろむ。

 

 試合の主導権を握ったのは、FWの圧力、BKの機動力で勝る三菱重工。序盤から敵陣でゲームを進め、12分にラインアウトからのモールで先制トライ。その後も優位に試合を展開したが、ゴール前でチャンスを逸するなどリズムに乗り切れない。ヤクルトは粘りのディフェンスで失点を食い止め、前半終了間際には敵陣深くまで攻め込んだがトライを奪えず、17-0と三菱重工リードで前半が終了した。
 後半1トライを追加した三菱重工に対し、ヤクルトはNO8ハミッシュ・パターソンの力強い突破などを起点に連続トライを奪って24-14とした。しかし、追い上げムードの中で得た後半27分のPGが外れ上昇気流をつかみきれない。試合終了間際、ゴール前で圧力をかけ続けた三菱重工がダメ押しのトライを奪って31-14と突き放し、ノーサイドを迎えた。

 

 三菱重工は2つのスクラムトライなどで地力の差を見せる一方、モールを押し込まれてトライを献上、10点差に詰め寄られるなど、スタンドを埋めた三菱重工ファンが肝を冷やす場面もあった。しかし高岩監督は試合後、「実戦が積めていない。気持ちのスイッチが入っていなかったことも失点につながった」と反省を口にしながらも「セットプレーが安定していたので、不安はなかった。練習を落とさずに、調整なしで臨んだ試合。きつい中で勝つことに意味がある」と自信をのぞかせた。

「ターゲットは11月(昨シーズン上位との対戦)と、1月(トップチャレンジ)。シーズン中にも成長を続けて、1月に最高のパフォーマンスができる状態にもっていく」と、昨シーズンはあと一歩届かなかったゴールを見据えた。

 

 敗れたヤクルト・小澤監督は「(上位との対戦で)どこまでできるかという部分で、この開幕戦をひとつのターゲットとしてきた。欲を言えば1ポイントとりたかったが、やってきたことが間違っていなかったという手応えを得ることができた。残りの試合、1つ1つ勝ち星を重ねて昨シーズンの成績を上回りたい。まだ、道は半ばです」と、さらなる飛躍に意欲を見せた。

 

 

WTBシェーン・ウィリアムズも元気です。

 

 

 

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