来季女子セブンズWSのコアチームはW杯で決定! 日本にもチャンス
コアチームになればNZなど強豪国との対戦が増え、世界最高峰のセブンズを数多く経験できる
(Photo: IRB / Martin Seras Lima)
女子7人制ニュージーランド代表のシーズン優勝で幕を閉じた初めての「IRB 女子セブンズ ワールドシリーズ」。7人制ラグビーがオリンピック正式競技として実施される2016年リオデジャネイロ五輪へ向け、レベルアップのための競争機会を与えようと昨年新設され、2012-13シーズンはドバイ(UAE)、ヒューストン(アメリカ)、広州(中国)、アムステルダム(オランダ)を舞台に世界サーキットが行われた。
IRB(国際ラグビーボード)によれば、テレビ放送やネット配信もあって多くの注目が集まり、例えばアムステルダム大会は、世界107カ国でテレビ放送されたという。IRBの大会責任者は「初の女子セブンズワールドシリーズは驚くべきほどの大成功だった」と総括している。
女子7人制代表によるワールドシリーズをより活性化させるため、IRBは全ラウンドに参戦できる“コアチーム”の数を増やすことを決定。最初のシーズンは、これまでの実績からニュージーランド、イングランド、カナダ、アメリカ、オーストラリア、オランダの6カ国がコアチームとしてフル参戦し、各地域のランキング上位国をラウンドごとに招待して全12チームで1大会は行われてきたが、来季は、世界のトップ8がコアチームとなる。
その8チームは、今年6月末にモスクワで開催されるワールドカップ・セブンズの成績によって決めることとなり、ワールドカップでベスト8に入った国がコアチームの資格を得る。ワールドカップ・セブンズに出場する女子7人制日本代表にもチャンスはあり、3年後のオリンピック出場、そしてメダル獲得のためにも、ワールドシリーズのコアチーム入りを果たして世界最高峰舞台でスキルを磨きたいところだ。
ワールドカップ・セブンズで日本女子(2012-13ワールドシリーズ:総合13位タイ)は、イングランド(同2位)、ロシア(同6位)、フランス(同12位)と一緒のプールDに入っており、総当たり戦の末に同組2位以上ならば、ベスト8入りとなる。