女子 2013.02.02

女子セブンズ世界サーキット 強豪相手に経験重ねる浅見ジャパン

女子セブンズ世界サーキット 強豪相手に経験重ねる浅見ジャパン

 世界の強豪に果敢に挑んだが、壁はまだ厚い。アメリカ遠征している女子7人制日本代表は現地時間2月1日、テキサス州ヒューストンで「IRB 女子セブンズワールドシリーズ」デビューを果たし、1勝2敗で大会1日目を終えた。
 オーストラリアに12−31、ロシアに5−24と連敗したあと、ブラジルに17−12で勝利。プールC3位で、他組の3位チーム(プールA:オランダ、プールB:南アフリカ)よりも得失点差で成績が下だったため、ベスト8入りはならなかった。
 初日終了後、浅見敬子ヘッドコーチと中村知春キャプテンが日本ラグビーフットボール協会を通してコメントを発表した。


 


japan w


 


 


●浅見敬子ヘッドコーチ コメント


 初戦のオーストラリア戦では国際舞台での経験の少なさが出て慌ててしまい、自滅してしまった面があった。次のロシア戦は、身体が大きくフィジカルが強い相手選手を止めきれず、レフェリングにも適応できなかった。しかし、オーストラリア戦では前後半の最後にトライが取れたし、スクラムを押して相手ボールを奪うこともできた。ロシア戦でも、日本が目指している、自分たちの強みを出してトライをするということができた。決して悪い内容ではなかったと思う。
 連敗したあと、キャプテンの中村が強気でチームを引っ張り、負けを引きずることはなかった。(勝利した)ブラジル戦ではヒヤリとしたときもあったが、倒れてもすぐ起き上がり、またプレーするということを後半のきつい時間帯まで続けることができた。


 


 


●中村知春キャプテン コメント


 オーストラリア戦、ロシア戦は試合の「入り」のところが悪かった。特にロシア戦ではジャパンがやるべきラグビーができなかった。しかし、ブラジル戦にうまく切り替えて臨むことができた。ブラジル戦も危ない場面があったが、昨年の香港(IRB 女子セブンズ・チャレンジカップ香港大会)で負けている相手に粘り勝てたのは、チームが成長しているところだと思う。
 明日はもう一度、「入り」のところを意識し、試合の最初のトライをジャパンが取れるようにしたい。


 



【関連記事】
WS初挑戦の女子7人制日本代表 ブラジル破るも8強入りならず (1日目全結果と2日目組み合わせ)
http://rugby-rp.com/news.asp?idx=103757&code_s=1005


 

PICK UP