海外
2013.01.28
南ア代表の司令塔候補ヤンチース 2013シーズン開幕前に悲報
(エルトン・ヤンチース)
昨年9月に南アフリカ代表として念願の初キャップを獲得し、次期司令塔候補として期待されているエルトン・ヤンチース(22歳)だが、2013年シーズン開幕直前に、父親のトーマスさんがミツバチに刺されて亡くなるという悲しい出来事があった。
現地新聞の『ラポール』紙によると、南アフリカ軍隊の准士官だったトーマス・ヤンチースさんは、ミツバチに刺されたあと合併症を引き起こし、先週土曜日にプレトリアの軍病院で亡くなったという。46歳だった。
タフな仕事の合間を見つけては、息子たちのキック練習を手伝い、エルトンと、もうひとりの息子トニーがナショナルチームでプレーするのを夢見ていたというトーマスさん。
兄エルトンは2010年に南ア最優秀新人賞とU20最優秀選手賞を受賞し、同年末の欧州遠征でスプリングボックス入り。テストマッチ出場まで時間がかかったが、2012年9月29日のオーストラリア代表でデビューを果たした。所属先のライオンズがスーパーラグビーから降格したため、今季はストーマーズにローン移籍し、先発SOとして期待されている。
弟のトニー(20歳)はブルーブルズで才能を伸ばし、昨年はU20南ア代表のSOとしてジュニア世界選手権大会初優勝に貢献した。