国内 2013.01.01

東福岡がロスタイムに大逆転劇! 勇敢な尾道、歴史的勝利ならず

東福岡がロスタイムに大逆転劇! 勇敢な尾道、歴史的勝利ならず

 広島県代表の尾道が、4連覇の偉業に挑む東福岡を崖っぷちに追い詰めたが、フェニックス(不死鳥)の異名を持つ王者は、ロスタイムに6点差を逆転し、準々決勝進出を決めた。ファイナルスコアは21−20だった。



 前半8分、ゴール前ラインアウトのチャンスを得た尾道が、得意のモールではなく、ピールオフからPR岸良祐が抜けて先制トライを挙げた。対する東福岡は、中尾湧馬、金谷大功の両WTBが走り込んでリードを奪うが、チャレンジャーは22分にモールで押し込んで流れを取り戻し、前半終了間際にはビッグゲインのWTB久保田勝己からCTB澤田康一郎に渡りフィニッシュ成功。前半は、14−15と尾道が1点リードして折り返した。
 強力FWを擁するヒガシ相手に力負けすることなく、攻め続けた尾道は後半22分、スクラムからの攻撃でパスが乱れたものの、CTB諌山純弥が中央突破で貴重な追加点。ただしゴールは不成功で、14−20となった。
 時計は進み、ロスタイムに突入。春冬通じ6大会連続で高校ラグビー界の頂点に立ち続けた王者がついに敗れるかと思われたが、32分、FW必死の前進から、最後はLO金子崇のグラウンディングが認められ1点差。そしてLO牧野内翔馬の逆転ゴールが決まり、直後、ノーサードの笛が鳴った。


 辛くも8強入りした東福岡。1月1日の3回戦がすべて終了したあと、準々決勝(1月3日)の組み合わせ抽選が行われる。


 

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