国内 2013.01.01

2013年はもっと熱く! セブンズW杯などラグビービッグイベント目白押し

2013年はもっと熱く! セブンズW杯などラグビービッグイベント目白押し

 2013年の幕が開いた。
 エディー・ジョーンズHC(ヘッドコーチ)率いる日本代表は、パシフィック・ネーションズカップで王座奪還を目指し、6月には大阪と東京でウエールズ代表とテストマッチを行う。世界のトップ10入りを本気で目指す男たちの成長が楽しみだ。2015年ワールドカップ開幕までのカウントダウン時計は、「989」になろうとしている。世界はきっと、ジャパンに驚くぞ。



 1月は高校、高専、大学、クラブ、そしてトップリーグでチャンピオンが決まる。2月は日本選手権。国内シーズンが終わったら、南半球に目を向けたい。日本を代表する3選手、SH田中史朗(ハイランダーズ/ニュージーランド)、HO堀江翔太(レベルズ/オーストラリア)、FLマイケル・リーチ(チーフス/ニュージーランド)が世界トップクラスの猛者が集う『スーパーラグビー』の舞台を踏むかもしれない。シャークス・アカデミー(南アフリカ)でたくましく成長している松島幸太朗が下部リーグの『ヴォダコムカップ』でチャンスをつかめば、夢への扉は少しずつ開いてくる。



 2月、3月は、浅見敬子HCが指揮を執る女子7人制日本代表と、瀬川智広HCが鍛える男子7人制日本代表に注目したい。浅見ジャパンは女子セブンズ・ワールドシリーズへ招待され、2月上旬はアメリカ(ヒューストン)大会、3月下旬は中国(広州)大会で強豪国に挑む。
 男子は、コアチーム昇格を目指して3月22日からの香港セブンズに臨み、翌週の東京セブンズでは世界トップ15相手にベストパフォーマンスを見せてくれるだろう。
 だが今年のメインイベントは、6月28日から30日までモスクワ(ロシア)で開催される『2013 ラグビーワールドカップ・セブンズ』。ジャパンは男女とも出場権を獲得しており、メダルへの情熱を燃やす。



 6月はエディーJAPAN、ワールドカップ・セブンズも大事だが、チリ開催の『IRB ジュニア ワールドラグビートロフィー』に参加するU20日本代表にもエールを送りたい。同大会で優勝すれば、翌年は世界トップ12カ国で構成される『ジュニア世界選手権』グループに昇格する。



 ワールドシーンで今年最も熱くさせてくれるのは、4年に一度結成される欧州のドリームチーム、「ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズ」かもしれない。6月からオーストラリアに遠征する。日本人選手は参加しないが、ぜひチェックを。



『女子ラグビーワールドカップ 2014 フランス大会』のアジア地区予選は、日程・開催地ともに未定だが、昨年12月28日に女子15人制日本代表候補選手42名が発表され、1月10日から早速、合宿を始める。萩本光威HC率いる女子15人制日本代表が12年ぶりの女子ワールドカップ出場を決めるか、こちらも目が離せない。



 もちろん、すべての国内シーンもさらなる盛り上がりが期待される。新たなスター誕生、記録達成、見事なカムバックもあるだろう。
 2013年も、ラグビー界にとってすばらしい1年になりますように。


 


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セブンズW杯へ向けて気合十分の男子7人制日本代表
(写真:BBM)


 

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