各国代表 2012.11.30

2012年最高トライ賞はハバナ 南ア最強フィニッシャー復活 

2012年最高トライ賞はハバナ 南ア最強フィニッシャー復活 


habana


(ブライアン・ハバナ)


 


 


 国際ラグビー選手協会(IRPA)による2012年のベストトライが29日に発表され、9月15日にダニーデンで行われたニュージーランド×南アフリカ戦で、南ア代表WTBブライアン・ハバナが挙げたトライが年間最高トライに選ばれた。
 3−5で迎えた後半の7分過ぎ、敵陣10メートルでの南ア・ラインアウトからの攻撃で、トップスピードで上がり抜けたハバナは、チップキックを使って裏に出て、野性的嗅覚で難なくボールを確保しインゴール右隅に飛び込んだ。
 ほかにノミネートされていたトライゲッターは、ニュージーランド代表の両WTB、ジュリアン・サヴェア(11月11日、スコットランド戦)とホズィア・ギア(6月23日、アイルランド戦)、それにフランス代表のWTBジュリアン・マルジウ(2月4日、イタリア戦)。大賞選出にあたってはファン投票も考慮され、審査員を務めた4人、テストマッチ世界最多トライ記録保持者の元日本代表WTB大畑大介氏(引退)、NZ代表100キャップのFBミルズ・ムリアイナ(NTTドコモ)、2009年に同賞を受賞した南ア代表のCTBジャック・フーリー(神戸製鋼)、世界歴代3位のトライゲッターである元ウエールズ代表WTBシェーン・ウィリアムズ(三菱重工相模原)は、最終的にハバナに最高評価を与えた。



 膝の故障により11月の欧州遠征は不参加だったハバナだが、見事なフィニッシュを見せたダニーデンでのオールブラックス戦後、2試合でさらに4トライをマークし、自らが持つスプリングボックス歴代最多トライの記録を、47に伸ばしている。2010年と2011年のテストマッチでは、年間に2トライしか挙げられず、限界説もささやかれたが、今年は9試合で7トライと、完全復活を証明した。現在29歳。3年後のワールドカップでも当然、注目のスターだが、環境を変えての新たなチャレンジを求めており、来年はフランスか日本でプレーするのではないかといわれている。地元の『ケープ・アーガス』紙は11月28日の記事で、フランスのトゥーロンを移籍先の有力候補として挙げている。


 



【YouTube 動画/ブライアン・ハバナ 2012 IRPA Try of the Year】
https://www.youtube.com/watch?v=7UdfL2SV1_o



【YouTube 動画/ノミネートされた4トライ】
https://www.youtube.com/watch?v=rNcncFY6-qQ


 

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