ハリケーンズが18歳サヴェア弟と２年契約　ＪＷＣ得点王はチーフス移籍

（ガレス・アンスコム）

　ハリケーンズ（ニュージーランド）は10日、ダイヤの原石である18歳ルースFWアーディー・サヴェアと、２年契約を結んだと発表した。今年６月、オールブラックスのデビュー戦でハットトリックを決めたWTBジュリアン・サヴェアの弟。兄もハリケーンズに在籍しており、来年のスーパーラグビーでは兄弟そろっての大暴れが期待される。
　身長190センチ、体重97キロの若きオープンサイドＦＬは、昨季は７人制NZ代表としてセブンズ・ワールドシリーズに参戦していた。ダイナミックな走りとハンドリングが魅力で、現在開催中の国内選手権（ITMカップ）では、デビューイヤーながら８試合出場で６トライをマークしている。
　要チェックのスター候補生といえば、チーフスに移籍した21歳のSOガレス・アンスコムもそのひとり。元U20ニュージーランド代表のエースで、2011年のジュニア世界選手権（JWC）で得点王に輝いたアンスコムは、ブルーズの一員として今年のスーパーラグビーは10試合に出場したが、来季チームの指揮を執ることになったジョン・カーワン新ヘッドコーチの構想から外れ、一時は海外移籍も噂されていた。しかし、初優勝を遂げたチーフスが獲得に動き、国内でチャレンジを続けることに。チームにはオールブラックスのSOアーロン・クルーデンがいるが、多くを学んでレベルアップに努める。

【アーディー・サヴェア YouTube 動画】
http://www.youtube.com/watch?v=ji47xCss1LU