国内
2012.10.09
鉄人ブラッド・ソーン NZハイランダーズ移籍でスーパー15参戦か?
ブラッド・ソーン
(撮影:BBM)
2011年ワールドカップ優勝メンバーのブラッド・ソーンが、再び母国のファンの前でプレーするかもしれない。ニュージーランドの地方紙『オタゴ・デイリー・タイムズ』は8日、現在、福岡サニックスブルースに在籍している元オールブラックスのLOソーンが、ハイランダーズの選手として、来年のスーパーラグビーでプレーする可能性があると報じた。
ハイランダーズのジェイミー・ジョセフHC(ヘッドコーチ)はかつてサニックスでプレーした縁もあり、今季トップリーグの会場では藤井雄一郎監督の隣でサニックスの試合をチェックしている姿が見られている。同紙によれば、移籍は“ほぼ合意”に達した様子だが、契約は完了しておらず、正式発表はまだ行われていない。
37歳のソーンは、2011年度の日本ラグビー終了後には、アイルランドのレンスターに助っ人として途中合流し、欧州カップ(ハイネケンカップ)優勝に貢献した。来年の2月には38歳の誕生日を迎えるベテランだが、今季トップリーグはこれまでの5試合すべてで先発出場するなど、タフネスぶりは健在だ。
ハイランダーズは先月、ライバルのブルーズからオールブラックス歴代最多キャップPRのトニー・ウッドコクを獲得し、さらに、リコーブラックラムズでプレーした経験を持つオールブラックスのCTBマア・ノヌー(現ブルーズ)も狙っているといわれている。しかし、ノヌーをめぐっては海外クラブも触手を伸ばしており、再び日本でのプレーが有力との報道もある。