2015Ｗ杯　ヨーロッパ予選開戦！　95位ルクセンブルクも夢へ好発進

　2015年ラグビーワールドカップ（男子15人制）のヨーロッパ予選がいよいよ始まった。10月６日、オープニングゲームが行われたハンガリーのケチケメートには約3,000人のファンが集まり、ＩＲＢ世界ランキング（10月１日時点）85位のハンガリー代表が28−23でブルガリア代表（79位）に勝利。ランキング28位のポーランドと、95位のルクセンブルクも白星スタートを切っている。
　欧州予選には32チームが参加しているため、ワールドカップ常連国のルーマニアなどが入ったディビジョン１Ａから、世界ランキング最下位（96位）のフィンランドがいるディビジョン２Ｄまで、レベルごと６グループに分けて実施され、2014年の６次予選まで戦いは続く。
　2015年大会の開催国であるイングランドや、2011年ＮＺ大会で準優勝だったフランス、４強入りしたウエールズ、ベスト８のアイルランド、そしてトップ12に残ったスコットランドとイタリアは予選免除となっており、今回の欧州予選からは、２チームが新たに出場権を得ることができる。システム的に、最上位ディビジョン１Ａ（グルジア、ルーマニア、スペイン、ロシア、ポルトガル、ベルギー）の上位２チームに大舞台への切符が渡されるため、１次予選などから参加する下位グループのチームは、他地域代表との最終予選プレーオフ出場をかけた戦いとなる。