本番は8カ月後のモスクワ 闘志燃やす女子7人制日本代表HC
2013年ラグビーワールドカップ・セブンズ(6月28〜30日/ロシア・モスクワ)の出場を決めた女子7人制日本代表。浅見敬子ヘッドコーチ、中村知春キャプテン、鈴木彩香バイスキャプテンが、日本ラグビーフットボール協会を通じて喜びのコメントを発表した。
● 浅見敬子 ヘッドコーチ
今日はタイ、フィジー、カザフスタンとタフな試合が続いた。カザフスタン戦ではフィジー戦の敗戦を引きずらず、(スコッドの)14人全員が良く頑張り、チーム力で乗り越えた。また、カザフスタン戦では、これまで走り続けることにこだわってきたことがものをいった。カザフスタンの足は止まっていた。砂浜練習の成果で、みんながパワーのあるカザフスタンに体をぶつけていくことができた。
ただ、私たちは優勝を目指していたので、モスクワ(ワールドカップ・セブンズ 2013)に向けてもう一度強化プランを練り直し、しっかりとトレーニングしていきたい。突き刺さるタックルは良かったが、スキルを上げ、ジャパンとしての組織ディフェンスも確立した。戦略も高めていきたい。
● 中村知春 キャプテン
タイに勝った試合ではジャパンの強みを出せていたが、フィジーには負けてしまった。システムディフェンスは機能していたが、ミスで自滅したところがあった。カザフスタン戦では1年間取り組んできたフィットネスで上回ることができ、選手一人ひとりが強い気持ちで戦ってくれた。ワールドカップ・セブンズの切符を取れてよかった。
ワールドカップ・セブンズに向けては、フィジカルで上回る相手を1対1でしっかり倒すタックルを身につけたい。
● 鈴木彩香 バイスキャプテン
たくさんの思いが詰まった試合でワールドカップ・セブンズの切符を手に入れられてほっとしている。フィジー戦では自分たちのラグビーができず、ミスが多かった。カザフスタン戦では、最初からみんなの気持ちが入っていて、7−7と同点にされた時も、自分たちが何をすべきかわかっていたので、自分たちの責任を全うできたことが勝利につながったと思う。
来年のワールドカップ・セブンズでは、さらにフィットネスを上げ、フィジカルでも当たり負けしないでジャパンのラグビーができるようにしたい。