国内
2012.09.23
4連勝ヤマハ 矢富の負傷離脱でSH穴埋めは曽我部も
9月23日、富山県総合運動公園陸上競技場で行われた、好調ヤマハ発動機と福岡サニックスの対戦。ヤマハが7トライを奪い、53−27で開幕4連勝を飾った。今季トップリーグ4節を終え、3位。
「4連勝できて結果には満足しています。富山の皆さんにいいラグビーを見せられた」と清宮克幸監督。しかし、試合内容については「選手一人一人の個性が出ていなかった。また後半、サニックスに4トライ目を奪われボーナスポイントを差し上げてしまった」と反省の弁も。
SH矢富勇毅が膝十字じん帯のケガで今季絶望。この日は、SHのスペシャリストは先発した33歳の小池善行しかいなかった。46−15と試合が決まってからの後半27分、小池に替わり曽我部佳憲が9番として投入された。
「たぶん曽我部は、SHは初めてでしょう。試すことができた。評価? あまり見ていなかった」と清宮監督。「SHがいないので当面は、曽我部は9番と10番の控えでいく」という。ちなみに、曽我部投入後の後半31分、34分にサニックスWTBカーン・ヘスケスに連続トライを奪われ、計4トライ、勝点1を与えている。
一週間のブレイクを挟み、次節は神戸製鋼戦(10月6日)。「神戸はBKの外国人2人(SOピーター・グラント、CTBジャック・フーリー)が良い。まずはディフェンスから準備する」と清宮監督は締めくくった。
一方、敗れたサニックス藤井雄一郎監督は「負けて選手が何か学んでくれれば」と話した。
(文・見明亨徳)
ヤマハ戦でチーム4トライ目を挙げたサニックスWTBヘスケス
(撮影:見明亨徳)