カーターがアルゼンチン・南ア遠征スコッド入り　第３司令塔バレットも

　アルゼンチンと南アフリカへ向かうオールブラックスのスコッドに、ふくらはぎを痛め過去２試合を欠場していた、副将のSOダン・カーターが加わった。21日、ニュージーランド・ラグビー協会が発表した。

　遠征先での代表戦で、オールブラックスは２試合中１勝でもすれば、南半球４カ国対抗戦「ラグビーチャンピオンシップ」の優勝が決まる。
　スティーヴ・ハンセンHC（ヘッドコーチ）は、29日にラプラタで行われるアルゼンチン代表戦に向け、カーターのメンバー入りについて前向きな発言をしているものの、昨年のワールドカップでも怪我に泣いた至宝の扱いには注意しなければならず、万全の対策として、今年代表デビューしたばかりの21歳、ボーデン・バレットが第３の司令塔としてスコッド入りしている。遠征メンバーは28名のため、指揮官はプロップ陣は４人で十分にカバーできると判断し、PRワイアット・クロケットが外れた。
　最終ゲームとなる南アフリカ代表戦は、10月６日にソウェト（ジョハネスバーグ）で行われる。

世界１位のテストマッチ得点者であるダン・カーター。NZ代表100キャップまであと11
（撮影：Yasu Takahashi ／ Nichigo Press）

＜ニュージーランド代表／アルゼンチン・南アフリカ遠征スコッド＞

【FW】
K・メアラム、A・ホア、T・ウッドコク、O・フランクス、B・フランクス、C・ファウムイナ、S・ホワイトロック、B・レタリック、L・ロマノ、R・マコウ（主将）、K・リード、A・トムソン、V・ヴィト、L・メッサム、S・ケイン

【BK】
P・ウィップー、A・スミス、D・カーター（副将）、A・クルーデン、B・バレット、M・ノヌー、C・スミス、T・エリソン、C・ジェーン、I・ダグ、H・ギア、B・スミス、J・サヴェア