国内 2012.09.20

SBWの裂かれたブラックジャージーは1万ドル NZ野球界支援へ

SBWの裂かれたブラックジャージーは1万ドル NZ野球界支援へ

 2011年ラグビーワールドカップの開幕戦、ニュージーランド代表のソニービル・ウィリアムズがグラウンド上で裸になり、ジャージーを着替えたシーンがあったのを覚えているファンも多いだろう。トンガとの激闘でブラックジャージーが破れたため、誰もがほれぼれするような筋骨隆々のボディがお披露目されたのだが、そのとき脱いだジャージーに、オークションで1万NZドル(約65万円)の値がついたことが明らかになった。
 ニュージーランドの全国紙『ザ・ニュージーランド・ヘラルド』によると、彼はその黒衣を地元の有料テレビ「Sky TV」に譲り渡し、9月14日にオークランドで行われた、ニュージーランド野球界を支援するためのオークションイベントに出品された。
 野球のニュージーランド代表は、侍ジャパンが3連覇を狙う「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」に初参加することが決定しており、今年11月に台北で、チャイニーズタイペイ、タイ、フィリピンとともに予選4組を戦う。オークションには、ジョン・キーNZ首相やロンドン五輪の女子カヌー競技で金メダルを獲得したリサ・キャリントンさんなど約130名が出席し、NZ野球界のために5万5000ドル(約360万円)が集まったという。
 現在はパナソニックワイルドナイツで活躍するソニービル・ウィリアムズは、慈善事業に熱心なことで知られ、クライストチャーチ地震の復興支援としてボクシングのチャリティーマッチなども行ってきた。


 



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心優しきソニービル。サインを求めるファンにも快く応じる
(撮影:松本かおり)

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