海外 2012.09.13

麻生彰久レフリー 日本人で初めて、NZ国内選手権 ITMカップで笛

麻生彰久レフリー 日本人で初めて、NZ国内選手権 ITMカップで笛


aso


(麻生彰久レフリー)


 


 


 日本ラグビーフットボール協会のA級レフリーである麻生彰久レフリー(コカ・コーラウエスト)が、9月14日に行われるニュージーランドの国内州代表選手権「ITMカップ」の第7節、カウンティ―ズ・マヌカウ対オタゴ戦(プケコヘ)の担当レフリーに、日本人として初めて選出された。13日、日本ラグビー協会が発表した。
 麻生レフリーは2010年、2012年と、日本ラグビー協会のレフリー海外留学派遣制度によりニュージーランド・ラグビー協会へ派遣され、エリートレフリー強化プログラムに参加し、レフリングの実戦経験を積んできた。そして今年はニュージーランド・ハイパフォーマンス・レフリーキャンプに参加し、ITMカップのレフリーを目指して、ニュージーランド国内のレフリーたちとトレーニングを重ねていた。その結果、キャンプの成績、及び、国内州代表選手権3部の「Heartland Championship(ハートランド選手権)」でのレフリングが認められ、今回の選出に至ったという。
 麻生レフリーは、「日本協会、そして多くの方々にサポートをいただき、このような舞台に立てる喜び、そして責任を感じております。これまでのキャリアとプログラムの成果をニュージーランドの地で発揮し、ニュージーランドの方々に日本のレフリーのレフリングを見ていただきたいと思います。また、十分な準備と体調管理で当日を迎え、グラウンドで選手、観客としっかり楽しみたいと思っております。日本のラグビーもすでに開幕し、各地域で熱戦が繰り広げられていることと思います。2019 年のW杯に向け、ラグビー界がますます発展することを心から願っています。また微力ですが、これを新たなスタートにして、私も尽力するつもりです」とコメントを発表した。
 なお、今年のITMカップでは、パナソニックワイルドナイツ所属の3選手、SH田中史朗、HO堀江翔太、LOジャスティン・アイブスが、古豪オタゴに加わって奮闘中。麻生レフリーが笛を吹く14日の試合には、田中が先発、堀江がリザーブメンバーに選ばれている。


 

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