国内 2012.09.02

トップリーグ第1節 初昇格キヤノンが勝利、大きな一歩

トップリーグ第1節 初昇格キヤノンが勝利、大きな一歩

 2012−13シーズンのジャパンラグビートップリーグは第1節が終了し、昨季王者のサントリー、2季ぶりの王座奪還を狙うパナソニック、初昇格のキヤノンなどが白星スタートを切った。
 8月31日のオープニングゲームでは、南アフリカ代表のSHフーリー・デュプレアが巧みにゲームをコントロールし、ブレイクダウンでも優位に立ったサントリーが39−15でNECを降した。
 残り6試合は9月1日に行われ、東京・秩父宮ラグビー場でリコーと対戦したパナソニックは44−13と大勝。アメフト挑戦のWTB山田章仁が2トライを決め、FB田邉淳は精度高いゴールキックで24得点を記録している。
 神戸総合運動公園ユニバー記念競技場で行われた関西ダービーは、神戸製鋼が近鉄に1トライも許さず、19−6で勝利。サニックスと九州電力による九州ダービーは福岡・レベルファイブスタジアムで開催され、勝利にこだわったサニックスがキックで確実に得点を重ね、31−13でライバルを封じた。九州電力はディフェンスで奮闘したものの、全体的に反則が多く、自慢のセットプレーでも相手を圧倒することはできず。2009年1月18日以来のトップリーグ勝利は、次戦以降に持ち越しとなった。
 3季ぶりの昇格チームである九電が苦汁をなめた一方で、トップリーグ初挑戦のキヤノンは、大阪・長居第2陸上競技場で新たな歴史を作った。NTTドコモ相手に、38−14で勝利。67分には元日本代表のHO山本貢がチーム4本目のトライを挙げ、ボーナスポイントも上積みする上々のスタートとなった。
 トップリーグ優勝最多5回の実績を持つ東芝は、NTTコミュニケーションズに苦しみながらも26−16で、天下獲り
への新たな一歩を踏み出している。そしてヤマハ発動機は、PR山村亮のトップリーグ通算100試合目という記念すべきゲームを、トヨタ自動車相手に26−12と逆転勝ちし、花を添えた。


 

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