海外 2012.07.14

オーストラリア勢最下位のフォース 来季は外国人枠3人までOKに

オーストラリア勢最下位のフォース 来季は外国人枠3人までOKに

 2012年スーパーラグビー最終戦もクルセーダーズに24−38で敗れ、3勝13敗でオーストラリア・カンファレンスの最下位が確定したウェスタン・フォース。南半球クラブ戦の最高峰大会に参入して2年目の2007年には14チーム中7位の成績を残したものの、その後は年々下降を続けている。そこで、競争力アップのために外国人選手枠拡大を求めていたのだが、オーストラリア・ラグビー協会は13日、来季のフォースは1人増の3人まで外国人選手と契約することを認めると発表した。
 スーパーラグビーに参戦している豪州勢5チームのうち、2011年に参入したばかりのメルボルン・レベルズは最大で10人の外国人選手を保有できるのに対し、フォース、レッズ、ワラタス、ブランビーズは2人までしか認められていなかった(2人とも豪州代表になれる潜在力を持つデベロッピングプレーヤーであることが条件。もしくは、1人は豪州代表資格には無関係のマーキープレーヤーで、もう1人はデベロッピングプレーヤー)。だが今回の決定により、2013年のフォースはデベロッピングプレーヤーを新たに1人追加することができる。
 彼らはすでに、元U20南アフリカ代表のSOシアス・エバーソン(現チーターズ)を来季の新戦力として獲得しているが、ベテランLOナイサン・シャープの引退が決まっており、大黒柱である主将のFLデイヴィッド・ポーコックは他チームへ移籍する可能性があるため、補強には力を入れなければならない状況だ。
 なお、外国人選手の人数についてはオーストラリア協会が毎シーズン検討することになっているが、現在優遇されているレベルズは、2014年には外国人枠は6に減り、2015年は4人まで、そして2016年にはフォースと同様の条件(最大3人)になる予定。


 


force


CTBウィル・トゥポウなど若い選手の奮起もなければフォースの上昇は難しい
(撮影:Yasu Takahashi / Nichigo Press)


 

PICK UP