各国代表 2012.07.11

スクラム名指導者ノリエガ 豪州代表去りラシン・メトロへ

スクラム名指導者ノリエガ 豪州代表去りラシン・メトロへ

 2009年からオーストラリア代表のハイパフォーマンス・スクラムコーチを務めていたパトリシオ・ノリエガ氏が、ワラビーズ(豪州代表)を去り、フランスのラシン・メトロに加わることが明らかになった。


 ロビー・ディーンズ豪州代表ヘッドコーチ(HC)が「スクラムに関して彼ほど情熱的な人物に会ったことがない」と認める優れた指導者だが、ワラビーズは昨年のワールドカップで3位に終わり、豪州協会はスタッフの大幅な入替に着手。アシスタントコーチを務めてきたジム・ウィリアムス氏などは先に辞任し、去就が注目されたノリエガ氏もポストから降りて、今年6月のテストマッチ(対スコットランド、ウエールズ)では、アンドリュー・ブレーズ新FWコーチのそばでスクラム・コンサルタントとしてチームに関わっていた。
 アルゼンチンのブエノスアイレス出身であるスクラムの熱血漢は、母国代表としてテストマッチ25試合に出場後、1996年からオーストラリアに渡ってブランビーズでプレーし、ワラビーズとしても24キャップを獲得。引退後は指導者の道を歩み、2009年7月からディーンズ豪州代表HCをサポートしてきた。
 次のフィールドであるラシン・メトロでは、同郷出身の元アルゼンチン代表ゴンサロ・ケサダ氏がヘッドコーチを務めており、ノリエガ氏はスクラムだけでなくFW全体も指導していく予定。


 


aus won


スクラムが弱点と言われてきたワラビーズだが、ノリエガ指導のもと少しずつ改善され、
昨年は10年ぶりにトライネーションズ制覇。今年6月は欧州王者ウエールズを3タテした
(撮影:Yasu Takahashi / Nichigo Press)


 

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