ハイランダーズはジョセフＨＣと契約更新　ブルーズ来季指揮官にＪＫ？

（ジェイミー・ジョセフHC）

　2012年のスーパーラグビーを９勝７敗で終え、15チーム中の９位が確定したハイランダーズ（ニュージーランド）だが、２シーズン指揮を執ってきたジェイミー・ジョセフ氏が新たな２年契約を結び、ヘッドコーチ（HC）を続けることが10日に発表された。上位進出はならなかったものの先週までプレーオフ進出を争い、彼がHCに就任する前の３年間でわずか10勝しかしていなかったチームを再建した手腕が評価された。
　元オールブラックスのジョセフ氏は現役時代、日本のサニックスでもプレーし、日本代表として1999年のワールドカップに出場している。引退後は、ウェリントンやNZマオリでコーチ経験を積んだ。

　一方、あと１試合を残すものの、すでにNZカンファレンス最下位が決定しているブルーズは、新たな指揮官探しに動いている。立候補の申し込みは先月に締め切られ、全国紙『NZヘラルド』によれば、パット・ラム現HCのほかに、カナダ代表のキアラン・クローリーHC、そして日本代表前HCのジョン・カーワン氏がリスト入りしているという。現在シャークス（南アフリカ）で指揮を執っているNZ人ジョン・プラムトゥリー氏も候補者のひとりと予想されていたが、シャークスとの契約をあと１年残す同氏は噂を否定した。
　ブルーズは今季、2011年ワールドカップ優勝に大きく貢献したオールブラックスのCTBマア・ノヌーやSHピリ・ウィップー、U20代表のスターSOガレス・アンスコムなどが加わり、開幕前は優勝候補に挙げられていたものの、FLジェローム・カイノやHOケヴィン・メアラム、UBアイザイア・トエアバなど故障者続出も影響し、ファンの期待を裏切っていた。
　ブルーズの来季HCは今月末に発表される予定。