セブンズ 2012.07.03

2013セブンズW杯へ 7月は男子欧州予選 日本は男女とも3枠争う

2013セブンズW杯へ 7月は男子欧州予選 日本は男女とも3枠争う


hong kong china


アジア予選で男子7人制日本代表の難敵となるであろう香港と中国
(Photo: Victor Fraile / 写真提供:香港ラグビー協会)


 


 


 来年6月28日にモスクワ(ロシア)で開幕する「IRB ラグビーワールドカップ・セブンズ 2013」へ向け、先週末に先陣を切ってヨーロッパ女子の予選が行われ、イングランド、スペイン、フランス、オランダ、アイルランドが出場権を獲得した。1年後の大舞台に立てるのは、男子24チーム、女子16チーム。ホスト国のロシアに加え、2009年の前回大会で男子ベスト8と女子ベスト4の国は自動的に2013年大会の出場を決めているが、日本などその他の国は、サバイバルを勝ち抜いてモスクワ行きの切符を掴まなければならない。
 女子7人制日本代表が臨むアジア予選(女子)は、10月6〜7日にインドのプネで行われる。今年4月にヘッドコーチに就任した浅見敬子氏はフィットネス強化をポイントのひとつに挙げ、「1位で出場権を得たい」と力強く宣言した。女子アジア枠は「3」。昨年のアジア・ウィメンズセブンズでは、1位中国、2位カザフスタン、3位日本だったため、ジャパンの2大会連続セブンズW杯出場は可能性が高い。しかしながら、7人制ラグビーはオリンピック競技となったことで各国も強化に力を入れており、8月のオセアニア予選で1位になったチームもアジア予選に参加するため、油断はできない。
 瀬川智広ヘッドコーチ率いる男子7人制日本代表は、11月2〜3日にシンガポールでアジア予選を戦う。こちらも、出場権を得るのは3チーム。世界サーキットの「HSBC セブンズ・ワールドシリーズ」で日本を上回っているアジアのチームはいないものの、今年2月の「アジア・セブンズシリーズ タイ大会」で日本選抜に33−0と完勝した香港や、2011年の同シリーズで3位タイの成績を収めた韓国、中国、フィリピンも力をつけており、激戦が予想される。
 各地域の出場枠と予選スケジュールは以下のとおり。今月21日には男子ヨーロッパ代表5チームが決まる。



 


2013 sevens



 


※ 【代表枠】/予選日(開催地)
 


<男子 24チーム>



●アジア【3】 / 2012年11月2〜3日(シンガポール)
●ヨーロッパ【5】 / 2012年7月20〜21日(ポルトガル・アルブフェイラ)


●オセアニア【2】 / 2012年8月25〜26月日(オーストラリア・シドニー)
●北米・カリブ【2】 / 2012年8月25〜26日(カナダ・オタワ)


●アフリカ【2】 / 2012年9月28〜30(モロッコ・マラケシュ)
●南米【1】 / 2013年2月23〜24日(ブラジル・リオデジャネイロ)


 


◆予選免除【9】: ロシア(開催国)、前回大会優勝=ウエールズ、同2位=アルゼンチン、同ベスト4=サモア、ケニア、同ベスト8=ニュージーランド、イングランド、南アフリカ、フィジー


 


 


<女子 16チーム>
 
●アジア【2または3】 / 2012年10月6〜7日(インド・プネ) ※ オセアニア代表1チームがアジア予選に参加する
●オセアニア【0または1】 / 2012年8月3〜4日(フィジー・ラウトカ)


●北米・カリブ【1】 / 2012年8月25〜26日(カナダ・オタワ)
●アフリカ【1】 / 2012年9月28〜30(モロッコ・マラケシュ)
●南米【1】 / 2013年2月23〜24日(ブラジル・リオデジャネイロ)


 


◆予選免除【5】: ロシア(開催国)、前回大会優勝=オーストラリア、同2位=ニュージーランド、同ベスト4=南アフリカ、アメリカ


◆ヨーロッパ【5】 : イングランド、スペイン、フランス、オランダ、アイルランド
 

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