海外
2012.04.17
初V目指すストーマーズに暗雲 大黒柱ジャン・デヴィリアス長期離脱へ
開幕からの7戦で6勝1敗とスタートダッシュに成功し、スーパーラグビー初優勝に向かって前進しているストーマーズ(南アフリカ)だが、大黒柱のCTBジャン・デヴィリアスが14日のクルセーダーズ戦で左手首の靭帯を痛め、数週間離脱することが明らかになった。
第一報を報じた地元新聞『ディ・ブルガー』紙によれば、デヴィリアスは回復まで最悪の場合1、2カ月かかる可能性があり、2軍でチャンスを待っていたWTBダニー・ポールマンが遠征先のオーストラリアに飛んだという。
アリスター・クッツィエHC(ヘッドコーチ)は今季、南ア最強トライゲッターのWTBブライアン・ハバナをCTBでも試しており、ジュアン・デヨーンとのコンビでレッズ戦(20日)のミッドフィールドに立たせる予定だ。うまく機能しない場合は、SOピーター・グラント(神戸製鋼)を12番に配置するオプションもある。
しかしながら、ストーマーズは本来の主将であるFLスカルグ・バーガーが今季初戦のハリケーンズ戦で左膝を痛め、5月復帰を目指している間はデヴィリアスが代理キャプテンを務めてきたため、リーダーの不在は痛い。FWの中心選手であるLOアンドリース・ベッカーも万全な状態ではなく、NO8デュアン・フェルミューレンや、司令塔グラント、HOティアン・リーベンバーグ、SHデヴァルト・デュヴェナカなどが代役を務めることになりそうだ。
また、南アフリカ代表の新しいキャプテンにデヴィリアスを推す声は多いが、今回の怪我により、6月のイングランド戦出場は微妙に状況になった。