セブンズ
2012.04.04
名将ティエッチェン 2016年リオ五輪での指揮確定! NZ「金」獲得へ
7人制ラグビー界きっての名将であるゴードン・ティエッチェン氏が4日、ニュージーランド(NZ)ラグビー協会と新たな4年契約を結んだことが明らかになり、同国セブンズ代表を率いて2016年のリオデジャネイロ・オリンピックに参加することが確実となった。
1999年から始まったセブンズ・ワールドシリーズの歴史(12シーズン)で、NZ代表は9度も総合チャンピオンに輝いており、そのすべては指揮官ティエッチェンのもとにあった。正式競技としてセブンズが初めて実施される4年後のオリンピックで、ラグビー王国は金メダル以外は眼中になく、同氏は男子7人制代表のヘッドコーチを務めるだけでなく、女子代表にも深くかかわる予定。
NZ協会公式サイトでスティーブ・チューCEOは「オリンピックに向けたキャンペーンのなかで特に重要なことのひとつは、最も優れたコーチを確保することだ。我々には、間違いなく世界最高のセブンズコーチであるゴードン(ティエッチェン)がいる」と自信満々のコメントを発表している。
現在56歳のティエッチェン氏は、1994年から男子セブンズNZ代表のヘッドコーチに就任。ワールドシリーズの栄冠を9度獲得したほかに、コモンウェルスゲームズ(英連邦総合競技大会)では4度(1998、2002、2006、2010)金メダルに輝いている。15人制でもプレーおよびコーチ経験があり、1996年から2002年にかけてはベイ・オブ・プレンティーで指揮していたことも。彼のもと(セブンズ)で鍛えられ、世界的トッププレーヤーとなった者は数多く、ジョナ・ロムーやクリスチャン・カレン、ジョー・ロコゾコ、ミルズ・ムリアイナといった伝説的オールブラックスを輩出している。