海外 2012.03.01

トップリーグ経験の世界的スターたち 次の舞台はスーパーラグビー

トップリーグ経験の世界的スターたち 次の舞台はスーパーラグビー

 南半球スーパーラグビーは今週末に第2節を迎えるが、2011−2012ジャパンラグビートップリーグで活躍したスターたちも新天地に到着し、暴れる準備は整ったようだ。


 


 リコーのFW陣を引っ張ったイングランド代表NO8ジェームス・ハスケルは、トップリーグ7位、ワイルドカード敗退という結果で日本ラグビー界挑戦を終え、母国に帰る前にハイランダーズ(ニュージーランド)に合流した。26歳のタフガイは開幕節のチーフス戦で念願のスーパーラグビーデビューを果たし、逆転勝利に貢献。3日のクルセーダーズ戦は、地元ファンの前で初めて勇姿を披露する。


 


 一方、リコーでハスケルとチームメイトだったオールブラックスのCTBマア・ノヌーは、新加入したばかりのブルーズ(ニュージーランド)ですでにトレーニングを始めているものの、2日のチーフス戦には出場しない。パット・ラム監督は、ワールドカップ、トップリーグ、ワイルドカードとほぼ休みなしで戦ってきたノヌーには休養が必要と考えており、ブルーズデビューは10日のブルズ戦までお預けとなりそうだ。


 


 ノヌーが抜けたハリケーンズ(ニュージーランド)では、コカ・コーラウエストで副将を務めたCTBティム・ベイトマンが2試合連続の先発出場となる。2季ぶりのNZラグビー界復帰でオールブラックス入りも狙っており、アピールしたいところだ。コンビを組むのは、ワールドカップ優勝メンバーである新主将コンラッド・スミス。



 ハリケーンズにはサントリーの司令塔トゥシ・ピシも加わる予定だが、サモア代表のエキサイティングランナーは日本選手権に集中しており、2007年以来のスーパーラグビー挑戦は3月下旬以降になりそうだ。


 


 トップリーグプレーオフ進出を逃し、日本選手権は1回戦で敗退した神戸製鋼のSOピーター・グラントは、今季も古巣ストーマーズ(南アフリカ)でプレーする。3日のシャークス戦では若手注目株のヘリー・ファンアスヴェーゲンが10番を着るものの、ゲームコントロールに指揮官は若干の不安を抱いており、経験豊かなグラントをベンチにスタンバイさせる。


 


 なお、NTTコミュニケーションズでプレーしたNO8フォトゥー・アウエルアは、移籍したブランビーズが第2節は休みのため、デビューは10日のチーターズ戦以降になりそうだ。キヤノンのトップリーグ昇格に貢献したLOシタレキ・ティマニは、日本選手権の戦いが残っているため、ワラタス復帰は3月下旬が有力視されている。


 

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