ホンダ　NTTコムに勝利　効果的な攻め見せる

　トップリーグは28日、第12節４試合が各地で行われ、東京・秩父宮ラグビー場ではホンダがNTTコムに45−35と勝利。２勝１分９敗で勝点を「13」とし、暫定13位となった。敗れたNTTコムは４勝１分７敗で勝点を「25」の暫定10位。今季同リーグでは、５〜８位のチームは日本選手権出場をかけたワイルドカードに、11、12位のチームは下部リーグとの入替戦にそれぞれ進む。13、14位のチームは自動降格となる。

　ホンダは前半６分にNO８川添学のトライ、FB嶋将一のゴールで７−０とした。前半10分にNTTコムWTB友井川拓主将のトライとFB栗原徹のゴール成功で同点とされるも、13分にCTBブライス・ロビンス（SO小西大輔のゴール失敗）、23分にCTBポンギ タプオシ虎渡（ゴール成功）が、34分にFL中田晃司（ゴール失敗）がそれぞれゴールラインを越え、24−７とした。NTTコム守備網のポイント周辺とBKラインの間にできた隙間を効果的に突破し続け、ホンダは優位に立った。
　NTTコムは後半１分、敵陣22メートルライン付近左スクラムから出た球をNO８マーフィー・ダレンが持ち込み、18分にはゴール前でパスを受けたWTB友井川が左タッチラインライン際を駆け抜けた（いずれもゴール成功）。24−21と追い上げたが、ホンダは20分にWTB上田泰平が、22分にはCTBロビンスがそれぞれ加点（ともにゴール成功）。31分、NTTコムLO馬屋原誠にトライされたが（ゴール成功）、36分にはFBジョー・ガードナーがだめを押した（ゴール成功）。NTTコムは38分、NO８ダレンがこの日２本目のトライを決めるも及ばなかった（ゴール成功）。マン・オブ・ザ・マッチはホンダCTBロビンス。

（文・向 風見也）