国内 2012.01.28

NECが格下ドコモ相手に痛い黒星 プレーオフ進出決められず

NECが格下ドコモ相手に痛い黒星 プレーオフ進出決められず

 ジャパンラグビートップリーグは28日、第12節の4試合が行われ、4位のNECグリーンロケッツは下部リーグ降格の危機にあるNTTドコモレッドハリケーンズに19−28で敗れ、プレーオフ進出を確定させることはできなかった。残り1試合を残して8勝4勝となり、ボーナスポイントも獲得できず勝点は「41」のまま。明日29日に試合が予定されている、5位神戸製鋼コベルコスティーラーズ(勝点35)と7位リコーブラックラムズ(勝点33)にも4強入りのチャンスは残された。前半を12−7とリードしたNECだったが、トップリーグ残留のために必勝態勢で臨んだNTTドコモが後半に3トライ奪取で逆転し、意地を見せた。NTTドコモは2勝1分9敗とし、勝点「14」で12位をキープ。
 準決勝進出の可能性をつなぎたかったもう一角、近鉄ライナーズは、連覇を目指す首位パナソニックワイルドナイツを倒すことはできず、22−25でプレーオフの希望は断たれた。4位NECとの勝点差が「6」となった大阪の古豪は、最終戦で最大勝点「5」を獲得しても追い越すことはできないため。後半23分まで22−13とリードした近鉄だったが、パナソニックがNO8バツベイシオネとWTB北川智規のトライで逆転し、逃げ切った。


 


 自動降格圏内(13位以下)脱出をめざすホンダヒートとコカ・コーラウエストレッドスパークスは明暗が分かれた。胸をなでおろしたのは一週間前に最下位だったホンダ。東京・秩父宮ラグビー場でNTTコミュニケーションズシャイニングアークスと対戦し、前半6分にNO8川添学のトライで先制すると、日本代表BKブライス・ロビンスも2度ゴール内へ走り込み、計7トライを奪って45−35で乱戦を制した。


 一方、11試合を終えて1勝10敗の13位だったコカ・コーラは、28−33でトヨタ自動車ヴェルブリッツに敗れ、最下位に転落した。それでも、ロスタイムに途中出場のFW豊田将万がチーム4本目のトライを挙げ、7点差以内の敗者に与えられるボーナスポイントも合わせて2ポイントを獲得。入替戦出場に前進したNTTドコモとの差は「4」に広がったが、最終節に逆転の可能性を残した。


 


 


※ 2011−2012 トップリーグ順位表(1月28日終了時点)


http://rugby-rp.com/j_league.asp?code_s=100210001000


 


 


 

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