同志社大　「幸せ」な気分で選手権に挑む

　全国16強でラグビー学生日本一を決める大学選手権が18日、各地で開幕する。82〜84年度に3連覇を達成も昨季は入替戦に出場と、近年は低迷していた同志社大は、今季の関西学生Aリーグ2位。2年ぶりの選手権出場を決めた。三洋電機で指揮を執り日本選手権優勝の実績がある宮本勝文新監督のもと、選手の士気は上がっている。
　CTB西田悠人主将は、新体制下のチームについて「今年はラグビーに対する接し方が変わっている。楽しい。幸せです」と語り、宮本監督に関しては「何でも話しやすい。尊敬できる」と目を輝かせていた。「1対1のせめぎ合いについては、『（全体練習で行う）時間がないので自主練でやってくれ』と言われる。でも、そこができないと試合に使ってもらえない。自主練が増えたし、それで去年は下（のチーム）だった奴が上に来たこともある」。そんな競争原理で底上げが図られた同大は、18日の1回戦では大東文化大と対戦する（大阪・近鉄花園ラグビー場）。

（文・向 風見也）