女子
2011.11.30
世界王者ブラックファーンズ負け越し決定 宿敵イングランドに連敗
イングランドに遠征している2010年女子ワールドカップ王者のニュージーランド代表(ブラックファーンズ)は現地時間29日、サリー州イーシャーで世界ランキング2位の女子イングランド代表と今季テストマッチ第2戦目を行い、7-21で敗れた。先週土曜日の第1戦でもイングランドが10-0で勝利しており、1998年から4大会連続でワールドカップを制している女子ラグビー界最強のブラックファーンズは、今遠征での負け越しが決まった。
フィジカルで勝るイングランドが3トライを奪ったのに対し、ブラックファーンズはFLジャスティン・ラヴェアの1トライのみ。国内シーズンが終わって約3カ月ものブレイクがあったことに加え、主将のWTBヴィクトリア・グラントやベテランHOを故障で欠いたのも響いた。
欧州6カ国対抗チャンピオンのイングランドは、ワールドカップでは3大会連続(2002〜2010)決勝でニュージーランドに敗れており、2014年のフランス大会で20年ぶり2度目の栄冠獲得に燃えている。女子ラグビー界を牽引する両国は、今年から今後3年間、定期戦を行うことで合意しており、今回のシリーズ最終戦は12月3日にイーシャーRFCで行われる。