W杯準決勝 傷だらけのNZ主将マコウ先発へ 司令塔はクルーデン
ニュージーランド代表(オールブラックス)のグレアム・ヘンリー監督は14日、ラグビーワールドカップ準決勝オーストラリア戦(16日・オークランド)の出場予定メンバー22名を発表した。
今年はじめに右足第五中足骨の疲労骨折が発覚し、2月に手術でボルトを挿入した主将のFLリッチー・マコウは、痛みを抱えながら今大会を戦っており準決勝出場は不安視されていたが、先発メンバーに名を連ねた。
オリジナルスコッドからダン・カーター、コリン・スレイドという2人のゲームコントローラーを故障で失い、オールブラックスの最大の弱点となってしまったSOには、2009年のU20代表主将アーロン・クルーデンを起用。緊急招集されたばかりのスティーヴン・ドナルドがベンチで待機する。
左WTBのポジションは太もも裏の故障が回復したリチャード・カフイが奪い、ソニー=ビル・ウィリアムズは控えに回った。左肩を骨折したベテランFBミルス・ムリアイナの代わりは、太ももが万全の状態に戻ったイズラエル・ダグが務める。
タスマン海峡を挟んだ宿命のライバル関係にあるニュージーランドとオーストラリアは、ワールドカップでは過去2度対戦し、1991年と2003年の準決勝ではいずれもオーストラリアが勝っている。
運命のキックオフは16日日曜日の夜9時(日本時間は夕方5時)。
<2011 Rugby World Cup NZ代表 出場予定メンバー /10月16日・準決勝 オーストラリア戦>
1.T・ウッドコク 2.K・メアラム 3.O・フランクス
4.S・ホワイトロック 5.B・ソーン
6.J・カイノ 7.R・マコウ(主将) 8.K・リード
9.P・ウィップー 10.A・クルーデン
11.R・カフイ 12.M・ノヌー 13.C・スミス 14.C・ジェーン
15.I・ダグ
16.A・ホア 17.B・フランクス 18.A・ウィリアムズ 19.V・ヴィト
20.A・エリス 21.S・ドナルド 22.SB・ウィリアムズ