アイリッシュとの決戦に自信 ウエールズ主力故障から復活
ウエールズ代表(レッドドラゴン)のウォーレン・ガットランド監督は6日、2011ラグビーワールドカップ準々決勝アイルランド戦(8日・ウェリントン)の出場予定メンバーを発表した。プール戦最後の試合となった2日のフィジー戦から先発の顔ぶれは4人変わり、走力高いLOアラン=ウィン・ジョーンズ、3日間必死のアイシングで足首の故障を治したFLダン・リディエイト、ディフェンス力高いCTBジョナサン・デーヴィス、そして左太ももを痛めていたWTBシェーン・ウィリアムズがスターターに復帰する。また、18日のサモア戦で右肩を痛め、リハビリを続けていた万能BKジェームズ・フックはベンチメンバーに名を連ねた。
ウエールズはアイルランドとの過去3試合で1トライしか挙げておらず、レッドドラゴンとして歴代最多のトライスコアラーであるWTBウィリアムズ(55トライ)と19歳の大型WTBジョージ・ノースには特に期待がかかる。その一方で今大会でのキック成功率は高く、フランス(85%)、南アフリカ(82%)に次いで3位(80%)。
指揮官は「過去にないほどバランスのいいチーム。恐れ知らずの若い選手たちが今大会で成長しているのが頼もしい。反則に気をつけて、とにかく敵陣で勝負したい」と自信をのぞかせ、23歳の誕生日を迎えたばかりの主将FLサム・ウォーバートンは「両チームとも相手に勝てると信じているはずだし、力関係は五分五分。決戦当日まではリラックスして、時が来たら全力を出し切りたい」と抱負を語った。
<2011 Rugby World Cup ウエールズ代表 出場予定メンバー / 10月8日・準々決勝 アイルランド戦>
1.G・ジェンキンズ 2.H・ベネット 3.A・ジョーンズ 4.L・チャータリス 5.AW・ジョーンズ
6.D・リディエイト 7.S・ウォーバートン(主将) 8.T・ファレタウ 9.M・フィリップス 10.R・プリーストランド 11.シェーン・ウィリアムズ 12.J・ロバーツ 13.J・デーヴィス 14.G・ノース 15.L・ハーフペニー
16.L・バーンズ 17.P・ジェームズ 18.B・デーヴィス 19.R・ジョーンズ 20.L・ウィリアムズ
21.J・フック 22.スコット・ウィリアムズ