ワールドカップ開幕　オープニングゲームはＮＺが快勝

　ラグビーワールドカップニュージーランド大会が9日、オークランド・イーデンパークで開幕した。煌びやかなセレモニーを経て行われたオープニングゲーム、予選プールA初戦のニュージーランド代表対トンガ代表は、41-10でオールブラックスことニュージーランド代表が圧勝した。勝ったニュージーランドは勝ち点5を獲得、16日にハミルトン・ワイカトスタジアムで日本代表と戦う。一方、敗れたトンガ代表は勝ち点0。14日にファンガレイ・ノースランドイベントセンターでカナダ代表戦を行う。
　オールブラックスはこの日、前半から多彩なランニングスキルを持つBK陣の突破を起点に素早い攻撃を見せた。CTBソニー＝ビル・ウイリアムズは、あえて守備網に飛び込みつつバランスを保つ軽快なステップ、相手を複数人引き連れての鋭いオフロードパスといったお家芸を連発。前半28分には倒されながらも手のひらから矢のような弾道を放ち、FBイズラエル・ダグのトライを演出した。一方、トンガ代表はボールを持つ機会が限られたが、後半は果敢な守備で応戦。後半40分には敵陣ゴールライン手前でのラックの連続からPRアリソア・タウマロロがトライを奪った。日本代表とは、21日にファンガレイ・ノースランドイベントセンターで対戦する。

（文／向 風見也）