菊谷主将「8年前のブレイブブロッサムズを超えるような熱い試合を」
日本代表は8日、10日にあるワールドカップ・ニュージーランド大会のプールA初戦・フランス戦(ノースハーバー)のメンバー発表会見をガルフハーバーカントリークラブで行った。ジョン・カーワンヘッドコーチは「日本のスタイルは速いスタイル。速いラック、プラン…。シンプルですけど、すごい試合、しましょう」と日本語で語った。FLとして先発予定の菊谷崇主将は、「2019年のワールドカップ日本開催が決まった後の最初のワールドカップ。結果を出すことが(国内でのラグビーの)普及に繋がる。2003年、オーストラリアワールドカップで『ブレイブブロッサムズ』と言われたジャパンを超えるようなラグビーを、熱い試合をする」。
メンバーの選考基準については「(現時点で)ベストのメンバー」とカーワンヘッドコーチ。「(LO)ジャスティン・アイブスと(CTB)今村雄太が怪我をしていますが、それ以外でのベストを組みました」。ただ、第2戦以降のメンバー構成に関しては「30人全体で戦う」とも語った。
WTBでは、33歳でチーム最年長の小野澤宏時が出場予定。会見にも出席し、「(いつも)いいパフォーマンスができるように、毎日、準備をして当日もいいパフォーマンスができるようにするというだけ」と語りつつ、「(チーム内で)メンバーの名前が呼ばれる時は緊張した。前後4、5人ずつは誰が呼ばれたかわからなかった」とも続けた。「(自分の名前が)呼ばれた時は『こう』なりました」と、軽く拳を挙げるしぐさをした。
フランス戦の出場予定メンバーは以下の通り。会見は、終始和やかなムードで行われた。カーワンヘッドコーチは笑顔が多かった。
(文/向 風見也)
1.平島久照
2.堀江翔太
3.畠山健介
4.トンプソン ルーク
5.北川俊澄
6.菊谷崇
7.マイケル・リーチ
8.ホラニ龍コリニアシ
9.田中史朗
10.ジェームス・アレジ
11.小野澤宏時
12.ニコラス ライアン
13.平浩二
14.遠藤幸佑
15.ウェブ将武
16.青木佑輔
17.藤田望
18.大野均
19.谷口到
20.日和佐篤
21.マリー・ウイリアムス
22.アリシ・トゥプアイレイ