元W杯王者イングランド　代表候補45名発表　最優秀新人トゥイランギも

　イングランド・ラグビー協会のマーティン・ジョンソン監督は20日、ワールドカップに向けたトレーニングスコッド45名を発表した。
　2011年シックスネーションズの代表メンバーは全員スコッド入り。2003年の世界一メンバーである、SOジョニー・ウィルキンソン、HOスティーブ・トンプソン、FLルイス・ムーディー、CTBマイク・ティンドゥルなど百戦錬磨の男たちが顔を並べる。
　2009年1月にコカイン使用が発覚し、2年間の出場停止処分を受けていたPRマット・スティーヴンス（サラセンズ）は、先週末まで開催されていたチャーチルカップでの働きが認められ、代表復帰となった。プレミアシップ2010−2011シーズンの最優秀新人である20歳のマヌー・トゥイランギ（レスター・タイガース）は初選出。トゥイランギは5月のプレミアシップ準決勝で、イングランド代表のスターWTBクリス・アシュトン（ノーサンプトン・セインツ）の顔面を殴る愚行を犯したが、因縁の相手とは同志となって、エリスカップ（優勝杯）獲得を目指す。また、選手協会が選ぶ昨シーズンの最優秀選手であるNO8トーマス・ウォルドロム（レスター・タイガース）は、元ニュージーランド・マオリ代表であり、オールブラックスに憧れたこともあったが、イングランド代表として故郷へ錦を飾るという新たな夢が膨らんできた。
　一方、代表入りが有力視された選手では、4年前のワールドカップを経験したLOスティーヴ・ボースウィック（サラセンズ）が落選。南アフリカ代表の夢をあきらめ2008年からイングランドで新たな道を歩み、サラセンズのプレミアシップ初優勝に貢献したCTBブラッド・バーリットにも、声はかからなかった。

【FW】
Mouritz Botha（サラセンズ）、 George Chuter（レスター・タイガース）、 Dan Cole（レスター・タイガース）、

Alex Corbisiero（ロンドン・アイリッシュ）、 Tom Croft（レスター・タイガース）、 Louis Deacon（レスター・タイガース）、

Paul Doran-Jones（ノーサンプトン・セインツ）、 Nick Easter（ハリクインズ）、 Hendre Fourie（セール・シャークス）、

Dylan Hartley（ノーサンプトン・セインツ）、 James Haskell（元スタッド・フランセ）、 Courtney Lawes（ノーサンプトン・セインツ）、 Lee Mears（バース）、 Lewis Moody（バース）、 Tom Palmer（スタッド・フランセ）、 Tim Payne（ロンドン・ワスプス）、

Chris Robshaw（ハリクインズ）、 Simon Shaw（ロンドン・ワスプス）、 Andrew Sheridan（セール・シャークス）、

Matt Stevens（サラセンズ）、 Steve Thompson（ロンドン・ワスプス）、 Thomas Waldrom（レスター・タイガース）、

David Wilson（バース）、 Tom Wood（ノーサンプトン・セインツ）、 Joe Worsley（ロンドン・ワスプス）

【BK】
Delon Armitage（ロンドン・アイリッシュ）、 Chris Ashton（ノーサンプトン・セインツ）、 Matt Banahan（バース）、

Danny Care（ハリクインズ）、 Mark Cueto（セール・シャークス）、 Toby Flood（レスター・タイガース）、

Riki Flutey（ロンドン・ワスプス）、 Ben Foden（ノーサンプトン・セインツ）、 Shontayne Hape（ロンドン・アイリッシュ）、

Charlie Hodgson（サラセンズ）、 Ugo Monye（ハリクインズ）、 Charlie Sharples（グロスター）、

Joe Simpson（ロンドン・ワスプス）、 James Simpson-Daniel（グロスター）、 David Strettle（サラセンズ）、

Mike Tindall（グロスター）、 Manusamoa Tuilagi（レスター・タイガース）、 Richard Wigglesworth（サラセンズ）、

Jonny Wilkinson（トゥーロン）、 Ben Youngs（レスター・タイガース）