海外 2011.06.18

南半球最強決定戦 ワラタス優勝戦線残った! 脱落は南アの牛か鮫

南半球最強決定戦 ワラタス優勝戦線残った! 脱落は南アの牛か鮫

 シドニーに本拠地を構えるワラタスが、18日にホームで開催されたスーパーラグビー最終戦で、オーストラリアの宿敵ブランビーズを41−7で破り、プレーオフ進出を決めた。この結果、ノックアウトステージ出場枠6つの内、5枠が確定(レッズ、クルセーダーズ、ストーマーズ、ブルーズ、ワラタス)。つまり、最後の1枠をかけて今夜直接対決する南アフリカ勢、6位ブルズと7位シャークスの敗者が、優勝争いから完全に脱落となる。
 生き残りをかけて絶対に負けられないワラタスは、前半早々にWTBラッシー・ターナーが先制トライを挙げると、後半にはLOシタレキ・ティマニ、FLクリス・アルコック、FBソセネ・アネシ、NO8デイヴィッド・デニスも5ポインターとなり、ブランビーズを圧倒。2年連続のプレーオフ進出を決めるとともに、初優勝への望みをつないだ。
 一方、過去15年間のスーパーラグビー史で、オーストラリア勢として唯一優勝経験があるブランビーズは、4勝1分11敗で今季終了。過去最低成績の13位が確定した。世界的トッププレーヤーであるSO/CTBマット・ギタウや、CTBアダム・アシュリー=クーパー、LOマーク・チザムなどの流出が決まっているが、2007年ワールドカップで南アフリカ代表を世界一に導いた名将ジェイク・ホワイトが来季の指揮官になることが決定しており、強豪復活へ向けての新たな道が始まる。


 

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