海外 2011.05.16

2003年W杯優勝戦士ベン・コーインが引退表明 第2の人生は人権活動家

2003年W杯優勝戦士ベン・コーインが引退表明 第2の人生は人権活動家

 2003年ワールドカップでイングランド代表の優勝に大きく貢献したベン・コーインが15日、引退を表明した。今シーズンはセール・シャークス(イングランド)の中心選手としてプレミアシップ17試合に出場し、チーム内のシーズン最優秀選手にも選ばれたが、10位に終わったシャークスは大胆な選手の入れ替えを行っており、32歳のベテランは放出が決まっていた。
 身長188センチ、体重103キロの大型WTBとして活躍したコーインは、2000年2月5日のアイルランド戦でイングランド代表デビュー。テストマッチ57試合で31トライを記録し、2001年にはブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズの一員にも選ばれている。クラブシーンでは、17歳のときにノーサンプトン・セインツ(イングランド)でプロ選手としてのキャリアをスタートさせ、11年間の在籍中は1999−2000シーズンのハイネケンカップ優勝に輝いた。その後、ブリーヴ(フランス)、セール・シャークスと渡り歩き、約15年間のプロ競技人生に終止符を打った。
 コーインは以前から、いじめ撲滅運動や同性愛者の人権を守る活動でも知られており、今後は自ら立てた財団のチェアマンとして、人権活動に集中する予定。

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