女子 2011.05.02

女子ラグビー「ヨーロピアン・トロフィー」開幕 前年王者スペイン爆勝発進

女子ラグビー「ヨーロピアン・トロフィー」開幕 前年王者スペイン爆勝発進

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 女子ラグビーの国際試合「ヨーロピアン・トロフィー」が4月30日にスペインで開幕した。地元で連覇を狙う昨年の王者スペインは開幕戦でフィンランドと対戦し、119−0で圧勝。チームが誕生してまだ5年目のフィンランドは試合経験が浅く、これまで1勝しか挙げていない発展途上のチームにとっては強豪国の壁はあまりにも高すぎた。
 ともに過去3度の優勝経験があるイングランドとイタリアの試合は、A代表による対戦ながらレベルの高いゲームとなり、相手のハンドリングエラーを見逃さなかったイングランドがFBケイ・ウィルソンのトライで接戦を制した。
 ワールドカップ(W杯)初出場を決めた男子に続き、近年、女子も力をつけているロシアは、国内トップ選手が7人制強化のため今大会に参加していないオランダと対戦し、17−10で初めて同国から勝利を奪った。リーグ戦のプールBでは、イングランドやイタリアといったタフな相手が続くが、台風の目になる可能性を秘めている。
 2010年女子W杯に出場したスウェーデンは、ベテランが引退し、数人はセブンズに回ったため、メンバーを大幅に入れ替えて今大会に臨んでいる。女子W杯でも対戦し、苦汁を飲まされたフランスにリベンジを果たしたかったが、ノートライの3−40で完敗。気持ちを切り替えて、次はフィンランド戦に挑む。
 大会は4日までリーグ戦が行われ、8日に決勝戦を迎える。


 


 


<ラウンド1>


スペイン 119−0 フィンランド
スウェーデン 3−40 フランス
イタリアA 0−5 イングランドA
オランダ 10−17 ロシア


 

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